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駐仏中国大使、「戦狼」の称号を誇りに
「狂犬」に立ち向かうことを誓う


青山貞一冒頭コメント

みなさま

青山貞一・池田こみちです.

 独立系メディア E-wave Tokyoの6月19日の午後一番の記事は、環球時報の英文記事です。

 駐仏中国大使が国際的に「戦狼」の称号をもらっていますが、大使自身はそれを非常に誇りに思っているという内容です。

 戦狼外交は以下に説明するように、外交ではとかく言うべきを言わず、しかも辛辣に言わず、論争を避けるのが、一般的でした。日本などその典型。膨大な数いる外交官は、一体何のために存在するのか?毎日、高級ワインとフランス料理でパーティーモドキをしているイメージがあります。

 それに対し、今の中国の外交官は、先のアラスカ米中会議の楊潔篪外交官が米国プリンケン国務長官に対し、歯に衣着せぬ発言で中国の新ヒーローになっている。この会議では、楊潔篪外交官の通訳を務めた若い女性も戦狼外交を受けビシーと通訳したことで、一躍ヒロインになっています。

 以下は、戦狼外交についてのWikiによる解説です。

 注戦狼外交(英: Wolf warrior diplomacy、
  中国: 戰狼外交)は、21世紀に中華人民共和国の外交官が採用したとされる攻撃的な外交スタイルのこと。この用語は中国のランボー風のアクション映画『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』からの造語である。論争を避け、協力的なレトリックを重視していた以前の外交慣行とは対照的に、戦狼外交はより好戦的。支持者は、ソーシャルメディアやインタビューで、中国への批判に対して声高に反論や反駁をしている。
  戦狼外交」という言葉が外交方針への表現として広まったのはCOVID-19の大流行時であるが、戦狼型の外交官が登場したのはその数年 前のこと。中国共産党の習近平総書記のはっきりした外交政策、中国当局者の間での西側からの反中敵意への認識、中国の外交官僚制度の変化が出現の要因として挙げられている。  (Wikipedia)


 今回の記事では、戦狼外交の端緒を開いた駐仏中国大使の呂舎衛(Lu Shaye)氏へのインタビューです。

余談 青山、池田は昔から各種会議、学会などでも言うべきは歯に衣着せず言うことをモットーとしていたので、中国の戦狼外交はわが意を得たり。その場で何も言わず、後になってから愚痴を言う日本人が多いが、これは最低最悪だ。(嗤)

余談2 青山が50年前、アジア経済研究所にいたとき、昼休みに屋上の塔屋で卓球をしていたが同じビルに中国大使館別館があり、大使館職員とよく卓球をした。彼らは「前陣速攻」と言って、ラリーはほとんどせず、ワン・ツー・スリーでスマッシュを決める戦法だった。これもある意味戦狼外交だ。時間が限られている時は、ダラダラやっていないで、ストレートに相手に攻め込む。

 何でもそうだが、先手をとること、攻撃は最大の防御であることを自覚することが外交でも大切です。中国から学ぶことは多い! 

 青山貞一・池田こみち

①駐仏中国大使、「戦浪」の称号を誇りに
「狂犬」に立ち向かうことを誓う

 環球時報 2021年6月18日
 http://eritokyo.jp/independent/FranceAmbasaddor-ike44.htm

Chinese ambassador to France proud of 'wolf warrior' title, vows to stand
in the way of 'mad dogs'
 
Global Times June 18 2021