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E-wave

ビデオ編集の現場から!

青山貞一 Teiichi Aoyama

掲載月日:2011年1月21日
独立系メディア
E-wave


 独立系メディア E-wave で用いるビデオ編集ソフトは、従来、大学で使用していたアドビのPremierがWindows 7上の32ビットPCに対応しないことが分かったので、すべてCoral社製のビデオスタジオに変更した。

 以下はビデオスタジオ・プロX3で画像編集を行っている画面である。



 また以下はビデオスタジオ12で画像編集を行っている画面である。



 これらのソフトは、32ビット、64ビットの両方で稼働するだけでなく、動きが軽く編集作業がPremier から比べると格段に早くなった。いわゆるサクサク動いていて気持ちがよい。Premierは大学でバージョン6を授業で使っていたが、これはハイビジョンにも対応していなかった。

 またアカデミックディスカウントでプレミアエレメントも購入してみたが、やはりサクサク動くとは言えず、また対応するビデオクリップの.mpg4 .wmv など種類が少なく面倒だったが、ビデオスタジオ系に替えてからは、各種のハイビジョンに対応し、かつ各種の拡張子にも対応してくれるので、格段に作業が楽になった。

 さらにビデオスタジオ系ソフトには、音楽ファイル、タイトルファイル、エントランスビデオなどがオマケで多数付属しており、比較的簡単な作業で見栄えがするコンテンツがつくれる。

 Premier、ビデオスタジオに共通した課題は、やはり大規模なビデオクリップを作成する際のレンダリング時間である。今後は、パソコンを高速CPUと64ビットOS導入によるメモリーの巨大化(当面8GB)により、ハードでレンダリングの速度を現状より3倍程度高速化する計画である。

 Ustream Producer では、クイックタイムか、マイクロソフトの .wmv か .mpg4 くらいしか受け付けてくれないのことも課題である。

 とはいえ、25年前、私がフジテレビの関連研究所の所長をしていたころ、数千万円もしていたデジタルビデオ編集システムが、現在はPCを含めても10万円以内で購入できるのは、まさに夢のような話しであり、贅沢はいえない。

 もっぱら、Premierの初期バージョンは10〜20万円もしていた。しかし、上述のコーラル社製のビデオスタジオは現在、1〜2万円で購入でき、バージョンアップも8千円台でしてくれて非常にありがたい。

 ビデオ編集ソフトは、収録ビデオだけでなく、生放映でもフリップ代わりに使う文字板などの作成にも有効である。

 現在、正式放映開始に供えて大量のビデオコンテンツを制作しているが、ビデオ編集ソフトの進歩で格段に作業が早くなっている!