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八ッ場ダム工事のその後D
道の駅八ッ場ふるさと館
青山貞一・池田こみち・鷹取敦
掲載月日:2013年5月6日
 独立系メディア E−wave Tokyo

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 国土交通省の従来の八ッ場館(やんばかん)近くの高所の一般県道の湖面2号の付け根に道の駅・八ッ場ふるさと館が完成していた。

 竣工は2013年4月27日、事業主体は長野原町だそうだ。たまたま4月27日夜、3人で旧六合村の赤岩にあるいつも行く長英の隠れ湯(温泉)に行く途中の車の中で、鷹取さんがNHK群馬のニュースで道の駅・八ッ場ふるさと館オープンを聞きつけた。

 長野原町に、こんな立派?な道の駅をつくる財力などあるはずもない。当然、国からの補助金でつくったのだろう。


道の駅・八ッ場ふるさと館
撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28


オープン翌日の道の駅・八ッ場ふるさと館
撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28


オープン翌日の道の駅・八ッ場ふるさと館
撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28


道の駅・八ッ場ふるさと館の内部
撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28

 周辺の自然環境と似つかわしくないコンクリートの建築物である。そこに山崎パンのコンビニまで入っていた。温泉水を利用した足湯の施設もあったが、本来の鄙びた川原湯温泉の風情には合わない佇まいであった。

 もともと自分たちがもっている希有な自然環境資源を破壊し、どこにでもあるコンクリートの構造物をつくっているのである。これで町おこしなどできるわけがないだろう。


道の駅・八ッ場ふるさと館から見た湖面2号橋梁
撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28

 下の写真は、2012年8月に湖面2号線の橋梁で撮影したもの。上の写真に写っている橋梁である。

◆竣工した一般道路用橋梁、湖面2号

 この湖面2号の橋梁は、2009年秋の政権交代時に大きな話題となった八ッ場ダム工事として、新聞、テレビで工事中の写真が頻繁にニュースとなった橋である。


竣工した一般県道用橋梁(写真下)の上で
東京都大田区の2名の女性区議と
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10


 この道の駅八ッ場ふるさと館に、国土交通省の従来の八ッ場館(やんばかん)が従来の規模の1/4以下で入っている。


道の駅・八ッ場ふるさと館のダム情報センターにて
撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28

 八ッ場館にいた女性ガイド2名が説明員となっていた。そこで青山が「今年度予算は110億円程度ですが、本体工事はいつになりますか?」と聞くと、「そんな難しい話は分かりません。私達はテレビなどで得る情報しか分かりません」と返答された。一体何のための国の広報館なのかわからなかった。


道の駅・八ッ場ふるさと館のダム情報センターにて
撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28


道の駅・八ッ場ふるさと館のダム情報センターにて
撮影:鷹取敦、CASIO EX-H20G 2013.4.28


道の駅・八ッ場ふるさと館
撮影:鷹取敦、CASIO EX-H20G 2013.4.28


道の駅・八ッ場ふるさと館竣工祝いの花束の前にて
撮影:池田こみち、Nikon cool Pix S10  2013.4.28

つづく