下北・津軽半島の風力発電ファーム ⑤五所川原市 青山貞一 環境総合研究所（東京都目黒区） 掲載日：２０１４年５月３１日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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 下図は 青森県内にある主な風力発電ファームである。青森県内には約２００基の風力発電施設があるとのことだが、今回の現地視察では、そのうち「おいらせ町」、「深浦町」以外の風力発電ファームのすべてを視察することが出来た。  青森県内にある主な風力発電設備（基礎自治体別） 下の表は、字が小さく見づらいが、１９９７年5月から2012年12月までの間に青森県内に設置された風力発電設備の一覧である。 表 １９９７年5月から2012年12月までの間に青森県内に設置された風力発電設備の一覧  出典：http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/case/pref_02.html ◆２０１４年５月１９日 翌日の５月１９日(月）は、下図の黄線にあるように、青森駅前から津軽半島の東岸を北上し、津軽半島の突端、龍飛岬（外ヶ浜町）、その後、十三湖（五所川原市）、五所川原市、つがる市、弘前市を通り、夕方、青森空港に向かった。  黄線が現地視察ルート 起点：青森市 終点：青森空港 ◆２０１４年５月１９日 晴れ 外ヶ浜フェリー乗り場 □ 平館海岸灯台 ○ 平館道の駅 □ 高野岬灯台 □ 竜飛岬 ○ 吉田松陰記念碑など 竜飛岬展望レストラン ☆ 竜飛フインドファーム △ 竜飛岬新幹線基地 □ 竜飛岬漁港 ○ 太宰治記念碑 ☆ 五所川原風力発電 ☆ つがる風力発電 □ 小泊 □ 十三湖 ○ 太宰治記念館「斜陽館」 □ 弘前城・公園 □ 岩木山 この後、青森空港に向かい夕食後JAL最終便で帰京 ◆五所川原市 旧三厩村のウインドファームを視察した後、私達は津軽半島西岸を南下し、中泊町を経由して五所川原市に向かう。中泊町も飛び地が日本海側の外ヶ浜町の隣にある。
下は旧三厩村（外ヶ浜町）を過ぎたところの日本海側の景観である。先に見える半島は中泊町の小泊岬である。日本海側に来ると一気に、薄暗く寒々しい景観となった。  途中、中泊町の道の駅に寄った。道の駅は下の観光地図にある「マリントピア交流施設」の一角にある。  撮影：青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-5-19 中泊は青森県日本側の漁場であり、道の駅には海の物が沢山置かれていた。  撮影：青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-5-19 下の写真は中泊の道の駅にあった烏賊（いか）が泳ぐ水槽である。  撮影：青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-5-19 中泊を過ぎ、さらに南下すると五所川原市の飛び地部分に入った。五所川原市に入り有名な十三湖に到着する前、山側に五所川原市のウィンドファームが見えた。
五所川原市にある風力発電設備は、１基あたりの出力が大きく1.93ｋｗもあり、８基で１万５400ｋｗもある。一世帯当たり最大５ｋｗとして３０００世帯分がまかなえる勘定である。
 撮影：青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-5-19  出典：http://www.yonezawa.co.jp/ ここのウィンドファームは五所川原市営であり、システムの詳細が公開されている。  下は風力発電設備から電力系統に至るまでのシステム図である。  下はインバータシステム群。  下は蓄電システム。  下は市営風力発電所の実測データ。ほぼ１万２kwから１万5kwの出力が出ており時間が3300時間を過ぎることから１万5kwを超えていることも分かる。  なお、つがる市の風力発電システムは、時間の関係で今回は視察を割愛した。
この後、夕方に五所川原市にある太宰治記念館、入場締め切りぎりぎりに弘前城を視察し、青森空港に向かった。 つづく 青山貞一の総合コメント |
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