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   ボロブドウール寺院遺跡群
 Archaeological site of Borobdur temple

寓話1 鳥と亀
 
青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2017年1月31日
独立系メディア E−wave Tokyo
 
無断転載禁
@ ボロブドゥールの教え A 仏教の伝来 B 寓話1・ 鳥と亀
C 寓話2・猿と鳥 D 寓話3・ライオンと猿 E 話4・ネコとネズミ  
F 寓話5・二つの頭を持つ鳥

第二部 ムンドゥッ寺院のレリーフに見る「仏教の教えの寓話」 

 これらの寓話に出てくるイラスト(絵)は、いずれも、翌日行くムンドゥッ寺院に残るレリーフをもとにしたものであり、さまざまなな生き物が出てきます。

 翌日、現地視察、参拝するムンドゥッ寺院及びそのレリーフについては、別途詳細に報告していますので、そちらを参照ください。

<寓話1> 鳥と亀

 二羽の鴨が一本の棒を加えています。その棒を亀がくわえて空を飛んでいきます。



 註)下は元のレリーフです。



 これを見た人間が驚いて大声で叫んでいます。

 「ごらんよ、なんて頭のいい鴨たちだ」。





 亀はこれを聞いて憤慨します。



 そして、「違う、これを思いついたのは俺だ、鴨たちじゃない」と言おうとした瞬間、亀は口を開いて、もんどり打って地上に落ち命を落としてしまいました。



 註)下はこの寓話にある絵の実際のレリーフです。ムンドゥッ寺院にあります。




つづく