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    ボロブドウール寺院遺跡群
  Archaeological site of Borobdur temple

動物に化身した仏陀  ウミガメ、善財童子

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2017年1月31日
独立系メディア E−wave Tokyo
 
無断転載禁
@ 動物に化身した仏陀 ウサギ A 動物に化身した仏陀 ウズラ、シカ
B 動物に化身した仏陀 カッコー C 動物に化身した仏陀 ウミガメ、善財童子

◆海亀に化身した仏陀

 商人たちの乗った船が遭難しました。



 註)以下はボロブドゥール寺院の基壇回廊にある実際のレリーフです。

 

 仏陀は巨大なウミガメとなって商人等を救います。



 やがて彼らが飢えていることを知ると、仏陀は自らの身体を食物として与えるのでした。






 註)以下はボロブドゥール寺院の基壇回廊にある実際のレリーフです。



 以上、仏陀のそれぞれの動物への化身による逸話が、私たちに何を教えているのかについては、各自考えていただければと存じます。


善財童子のレルーフ

 このように第一壇の回廊を4周して、仏陀の足跡を辿った後、巡礼者はさらに上層の回廊へと進みます。

 第2層から第4層までの回廊を2周ずつ、合計6周が残されています。

 この上層の回廊を6周しながら巡礼者が出会うレリーフに刻まれているのは、善財童子(ぜんざいどうじ)と呼ばれる若い上人が悟りを開くまでの物語です。

◆善財童子とは

 『華厳経』入法界品に現れる童子の姿をした菩薩の名。法を求めて 53人の善知識をたずねて教えを請い、ついに普賢菩薩のところで十大願を聞き、阿弥陀浄土に往生することを願うようになる。たずねた善知識のうちには遊女もありました。

出典:コトバンク

◆善財童子(ぜんざいどうじ、Sudhanakumara)

 善財童子は、仏教の童子の一人であり、『華厳経入法界品』、『根本説一切有部毘奈耶薬事』などに登場する。『華厳経入法界品』については仏道修行する内容で広く知られます。

華厳経

 『華厳経入法界品』において、インドの長者の子に生まれたが、ある日、仏教に目覚めて文殊菩薩の勧めにより、様々な指導者(善知識)53人を訪ね歩いて段階的に仏教の修行を積み、最後に普賢菩薩の所で悟りを開くという、菩薩行の理想者として描かれていす。 善智識の中には比丘や比丘尼のほか外道(仏教徒以外の者)、遊女と思われる女性、童男、童女も含まれています。

出典:Wikipedia


 
以下はボロブドゥール寺院の基壇にあるその善財童子のレリーフの一部です。ただし、以下ではレリーフに後から色彩を付しています。、



 註)以下はボロブドゥール寺院の基壇回廊にある実際のレリーフです。










つづく