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身近な自然の中の日本の美

喜多院・仙波東照宮

9.大黒天

青山貞一 Teiichi Aoyama
池田こみち Komichi Ikeda


November 27 2014
Alternative Media E-wave Tokyo
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身近な自然の中の日本の美  喜多院(川越市)
@全体概要 D山門、太子堂 H大黒天
A歴史、創建と変遷 E松平大和守家廟所 I仙波東照宮1
B慈恵堂と多宝塔 F五百羅漢 J仙波東照宮2
C鐘楼門と慈眼堂 G紅葉のお庭
歴代徳川将軍家家系

◆大黒天



出典:川越市
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-11-24

 喜多院の慈恵堂のすぐ横に大黒天があります。

 大黒天は古代インドの闇黒の神で、仏教での戦闘神です(詳細は後述)。
 
 平安以後食を司る台所の神と崇められました。また、日本の神大国主命を大国と混同させ、命のご神徳を合せ、糧食財宝が授かる神として信仰を得ました。くろ(黒)くなってまめ(魔滅)に働いて大黒天を拝むとあります。


喜多院の大黒天
出典:グーグルマップ・ストリートビュー


喜多院の大黒天
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-11-24


喜多院の大黒天
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-11-24

◆大黒天(だいこくてん)

 大黒天はヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラ(サンスクリット語:Mahaa-kaala、音写:摩訶迦羅など)のことです。密教の大黒天 - マハーカーラが元になり出来た密教の神です。

 仏教の大黒天 - 密教の大黒天が元になり出来た仏教の天部に属する神です。神道の大黒天 - 密教の大黒天が元になり、大国主命と神仏習合して出来た神道の神で、七福神の一柱としても知られています。

大黒天の概要

 ヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラは、インド密教に取り入れられました。

 “マハー”とは大(もしくは偉大なる)、“カーラ”とは時あるいは黒(暗黒)を意味するので大黒天と名づいています。また大暗黒天とも漢訳されています。

 その名の通り、青黒い身体に憤怒相をした護法善神です。密教の伝来とともに、日本にも伝わりましたが、日本で大黒天といえば一般的には神田明神の大黒天(大国天)像に代表されるように神道の大国主と神仏習合した日本独自の神をさすことが多いようです。


出典:Wikipedia

つづく