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池田宗蹊 社中の初釜

平成23年1月


青山貞一
Teiichi Aoyama

掲載月日:2011年1月10日
独立系メディア「今日のコラム」


 2011年1月9日(日)、池田邸で初釜が開催された。私は病み上がりなので、今年は参加しなかったが、池田さんから初釜の写真が送られてきたので速報します。 写真の撮影は、荒井紀子さんが行いました。


初座飾り


池田さん初炭手前


遠藤さんに池田さんがお酌


つるし飾り床の間


池田宗蹊濃茶点前

 池田さんから以下のコメントをいただきました!

初釜を終えて

 今年も一月の第二日曜日、恒例の初釜を無事に終えることができました。私は9歳から茶道に親しんでいますので、初釜もかれこれ50回目くらいとなります。

 私どもの初釜の料理は、表千家先々代、惺斎宗匠の時代にお家元の初釜に出されていた献立で、私の師匠のところで長年守られてきたものですが、池田流はそれを少し母がアレンジしたオリジナルも含まれています。

 今年も社中そろって初釜ができましたことは大変有り難いことと思います。また、一年間、忙しい仕事、ストレスの多い日々の日常を癒す場、日本の伝統芸術、文化に触れる場としてお稽古を続けていきたいと思っています。生活の中に静と動があることはとてもすばらしいことと思います。

 初釜は茶道の稽古始めにあたり、社中一同が師匠のもとに集まり、楽しく 過ごすとともに、一年の稽古に励むことをみんなで確認し合うという意味も あります。師匠が社中のために渾身の濃茶をもてなします。

 今年は紹鴎棚、水指は黄交趾の捻梅を用いました。床の間の飾りは毎年同じですが、今年は卯年なので可愛らしいうさぎちゃんのついた吊し飾りもつけました。

 初炭、懐石、濃茶がおわったところで福引きを行い、一等の寿を引き当てた社中がみんなに薄茶を点てて振る舞うのが池田社中のきまりとなっています。

 池田こみち


庭の立ち蹲(つくばい)