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小沢幹事長の
辺野古移設否定と
石破自民政調会長の暴言!

青山貞一

29 Dec. 2009
独立系メディア「今日のコラム」



 2009年12月28日、今まで普天間飛行場代替施設の辺野古移設に関して黙っていた民主党の小沢幹事長が、「沖縄県民の声を聞いて対応すべきだ」と述べたうえで、「あの青い海を埋め立ててよいのか」と述べ、今の日米合意にある、名護市辺野古のキャンプシュワブ沿岸への移設には否定的な考えを示した。
 
小沢氏 辺野古移設には否定的
NHK夕方のニュース

 民主党の小沢幹事長は、衆議院外務委員長の新党大地・鈴木代表と会談し、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について、「沖縄県民の声を聞いて対応すべきだ」と述べたうえで今の日米合意にある、名護市辺野古のキャンプシュワブ沿岸への移設には否定的な考えを示しました。

 この中で小沢幹事長は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について、「普天間基地の危険を除去するために、沖縄県民の声をしっかり聞いて対応することが重要だ」と述べました。

 そのうえで、鈴木代表が、今の日米合意で名護市辺野古のキャンプシュワブ沿岸が移設先となっていることに対する考え方を聞いたのに対し、小沢氏は「あの青い海を埋め立ててよいのか」と述べ、今の日米合意にある、名護市辺野古のキャンプシュワブ沿岸への移設には否定的な考えを示しました。


 小沢幹事長や鳩山総理は、代表時代からことある度に普天間飛行場の県外あるいは海外移転を言及してきたことからしても、至極当然のことを言ったまでだ。

青山貞一:普天間の県外移設めざす、民主党新旧両代表が言明!

 ところで上のNHKニュースの同じ時間帯に、インド訪問中の鳩山由紀夫首相は28日、同行記者団と懇談し、沖縄県の米軍普天間基地の移設問題について「米国の意向を無視した与党合意はあり得ない。そういう思いの下でグアム(移設)への私の思いを述べた」と表明したと報じたことに関連し、自民党の石破政調会長は、「(鳩山首相も)当然のことをやっと分かったか。アメリカにひれ伏してもお願いすることだ」と述べた。

 NHKのインタビューに応えたもので、おそらくNHKはバランスをとる意味で自民党幹部の言い分を聞いたのだろうが、これには耳を疑った!

 バカを言うんじゃない。鳩山首相がどう言ったか知らぬが、日本政府は何でひれ伏してまで辺野古に移設しなければならないのか? 

 自民党と大メディアが辺野古移設の大合唱を強めれば強めるほど、防衛利権、土木利権の臭いが高まってくる!石破氏の言い分はきわめて異常であり、理解しがたいものだ。とともに売国奴的な本性を見た思いがしたのは、おそらく私だけではないだろう。

 そもそも、伊波宜野湾市長の緻密な報告をなぜ、大メディアは報道しないのか、極めて不可思議である。


小沢幹事長、改めて辺野古案に反対

 民主党の小沢幹事長は、社民党と国民新党の幹事長らと会談し、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題を巡り、名護市辺野古沖を埋め立てて移設する現在の案に反対する考えを改めて示しました。

 「『辺野古の海はきれいだね』というのは、私の心に残る言葉でした」(社民党・重野幹事長)

 会談で小沢氏は、普天間基地移設問題を巡り「辺野古の海はきれいだ。きれいな海を埋め立ててはいかん」と繰り返し述べて、名護市辺野古の沿岸部を埋めたてて移設するとした日米合意に基づく現行案に反対する考えを改めて示しました。こうした発言に、出席者からは異論は出なかったということです。

 また会談では、小沢氏が成立に強い意欲を示す国会法の改正について、来年早々にも野党側に協議を呼びかけ、1月からの通常国会で成立を目指すことを改めて確認しました。


(TBS12月29日22:03)