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石川議員逮捕
〜アンシャン・レジームの
最後の悪あがき


日刊ゲンダイ
16 Jan. 2010


 アンシャン・レジーム(旧体制)が、クレージーな“最後の悪あがき”に出たとしかいえない石川議員の逮捕劇!

 容疑は政治資金規正法違反という微罪。なのに、大マスコミは一大疑獄事件のような扱いで、自民党はきゃんきゃんと吠えまくる。

 これでは、来週から始まる通常国会は「政治とカネ」の問題一色になり、国民の暮らし、雇用、景気が脇に追いやられ、不毛な攻防が延々と続く事態になってしまう。

 それも当然だ、公務員改革、天下り禁止、永住外国人参政権、原口大臣のメディア系列化廃止法案(アテナの盾様提供情報)、そして、なぜかメディアがほとんど報じない西松事件の大久保被告の無罪の可能性。

 また、小沢幹事長の記者会見での余裕の姿勢⇒これは、オリーブニュース徳山氏の大胆予測ですが、<小沢氏は検察、マスコミそして民主党内の反小沢の者に、騒ぐだけ騒がせる。その後4億円の資金源を明らかにする。そして国会での、公務員制度改革の中に検察庁を入れる。その先に特捜部解散と検事総長への民間人起用が視野に入っている。>

 旧体制派には、いずれも耐えられない事でしょう。

 検察は自分たちこそが正義だと信じ、政治の悪を追放すると信じて疑わない検主主義の特捜検事たちがいる。彼らはマスコミを使い、「小沢=悪」を国民に植え付け、小沢氏逮捕の環境を整えつつあります。

 検察といえども内閣(行政)の一員です。

 平野官房長官は「びっくりしている」などと他人事のような発言しましたが、内閣の元締めが何の情報も得ていないとはどういうことなのか。検察は憲法上の独立した機関なのか。それとも、平野氏がただのボンクラなだけか。

 この大混乱で喜ぶのは誰か、アンシャン・レジーム(旧体制)への回帰を許していいのか。