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ベルリンの壁崩壊から20年を歩く
@クロアチア・ドブロブニク

青山貞一池田こみち


20 October 2009
初出:独立系メディア「今日のコラム」
無断転載禁

本コラムの分類<世界紀行>

 2009年は1999年にベルリンの壁崩壊から20年の記念すべき年である。そこで、東方諸国を中心に、壁崩壊後に訪問した欧州各地で撮影した写真を紹介したい。

 ベルリンの壁は崩壊して20年経ったが、東欧諸国だけでなくいわゆる西欧諸国の真価が問われるのはこれからだ。G7諸国を見るまでもなく、新自由主義を謳歌した多くの国々は、リーマンショック以降深刻な経済社会の崩壊に瀕している。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix  ベルリンにて

 またベルリンの壁崩壊後、湾岸戦争、イラク戦争はじめ多くの戦争が起き、多くの罪のない市民が殺されてきた。さらに豊かさと便利さを追い求める先進諸国の行く末には、気候変動による地球温暖化という深刻な環境問題が横たわっている。

 第一回目は、旧ユーゴスラビア社会主義共和国、現在、クロアチアのドブロブニクである。ドブロブニクは、「アドリア海の真珠」と呼ばれ、現在、欧州市民垂涎の世界遺産観光地である。かのバーナード・ショウは、「ドブロブニクを見ずして天国を語るなかれ」と言った。ドブロクニク旧市街に入る門には「自由はお金では買えない」と書いてある。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix 10

 アドリア海の沿岸には中世以降、小さなキラリと光る都市国家が持続してきた。そのなかでもとりわけ光を放つのは、ドブロブニクだ。

  『注目すべきは、対外的に独立、中立を守り、一切自分から戦争を仕掛けず、他方、あらゆる外部からの攻撃を外交や水際でかわし。  海運、商業、観光などで経済力を蓄え、その力で世界に冠たる都市国家をハード、ソフトそしてハートの3つの面で構築、現在に至っている点だ。  いわば専守防衛とフラットな政治行政システム、そして自律的ビジネスの先端モデルとも言える 「自由都市国家」、それがドブロブニクである。』 


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix 10


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix 10


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix 10


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix 10


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix 10


撮影:池田こみち Nikon Cool Pix 10


撮影:池田こみち Nikon Cool Pix 10

 下はドブロブニクのメインストリート、プラッカ通り。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix 10

 ドブロブニクには何しろネコが多い。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix 10

 下はプラッカ通りの南端で港でマリーナに通ずる。右はその昔は議会、現在は博物館。
 

撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix 10