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日蓮の足跡を辿る東京の旅
池上本門寺再訪

9.お休処と松濤園

青山貞一・池田こみち・ 斉藤真実
April ~May, 2018  
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池上本門寺 公式Web お休み処より


 塔頭① 塔頭とは、本行寺
 塔頭② 実相院、真性院、西之院、厳定院、南之院、理境院
 塔頭③ 覚源院、本成院、本妙院、常仙院、中道院
 塔頭④ 東之院、安立院、法養寺、永寿院、心浄院
 塔頭⑤ 妙雲寺、養源寺、照栄院、長勝寺、山光寺、善慶寺

境内・休憩所・庭園


境内マップ  出典:池上本門寺公式Web


・お休み処

 ここでお昼の休憩となりました。2016年の時は、池上本門寺の一番北にある松濤園のレストランと以下の地図にある本門寺境内にある茶屋(印・お休み処)でお昼をいただきました。

 今回は茶屋(印)でお昼をいただくことにし、3人で「本門寺蕎麦」(1200円)をいただきました。ゴボウの天ぷらなど、なかなかユニークな蕎麦で、大変美味しくいただきました。


本門寺の花峰というお休み処(印・食事処)
出典:グーグルマップ


本門寺花峰という茶屋で昼食

 昼食後、宝塔、紀州徳川家側室墓所、日蓮御廟所など、宝塔と墓所、御廟所などをめぐり、最後に松濤園を訪問し、日本庭園を視察しましたが、ここでは、以下にその松濤園を紹介します。
 

池上本門寺 公式Web お休み処より


池上本門寺 公式Web お休み処より


・松涛園

 池上本門寺の北側に位置する松濤園は、本門寺旧本坊の奥庭として、桂離宮の建築と造園で名高い小掘遠州によって造園されたと伝えられています。

 作庭に当たり、湧き水が出る池を中心に、遠州茶道の極意を具現化するために4千坪の敷地の各所に茶室を配し、来賓者が回遊する屈指の名園と成りました。

 池の周囲には洲浜・織部井戸・船付場・鶴島・亀島・魚見岩・太鼓橋などを設え、滝口方面に渓流と渓谷・沢渡り・滝見橋・松濤の滝などが造られています。

 また、園内で西郷隆盛と勝海舟との江戸城無血開城の会見が行われ、隆盛の弟西郷従道が揮毫した両雄会見碑や、橋本雅邦先生筆塚などがあり、東京都史跡指定を受けています。

 出典:池上本門寺公式Web


本門寺の松濤園  出典:グーグルマップ

 本殿裏もある朗峰会館の北側に位置する小堀遠州の作庭です。この松濤園にはお参り、来客を用の立派なレストランがありますが、そのレストランのテラスから松濤園の日本庭園が満喫できます。

 1868年(慶応4年)4月、西郷隆盛と勝海舟が江戸城明け渡しの会見をした場所でもあります。隆盛の弟西郷従道が揮毫した西郷・勝両雄会見碑が園内に残っています。

 1991年(平成3年)に園内の改修が行われ園内には「根庵」「鈍庵」「松月亭」「浄庵」の茶室があります。「根庵」は三井の祖、益田鈍翁(考)庇護厚かった陶芸家大野鈍阿の住まいでありました。この建物と「鈍庵」の二棟を裏千家より寄贈され移築したものです。

 「鈍庵」に対して根庵と名付けられ、八畳間の茶室二間、一回の最大収容人数は五十名です。「鈍庵」は四畳中板の茶室で栗材を使った建物であります。「鈍庵」の名は、大野鈍阿が自らの名にちなんで付けたものです。

 「松月亭」は庭の西の小高い見晴らしの良い場所に建てられたあずまやです、茶会では立礼席として使用され、床机等を配し六十名の席を作ることができます。「浄庵」は平成四年に完成した茶室で庭園の一番高いところにあり、国賓などを接遇できる茶室は、法華思想である「水」にちなみ「浄庵」と命名されています。

  
        池上本門寺松濤園図案内の図  出典:池上本門寺公式Web

 
  本門寺の松涛園
   撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900 2016-4-4



   松涛園の日本庭園の写真を撮る斉藤(左)と池田(右)
   撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-4-4

 下は松濤園のレストラン内部。このレストランからテラスに出ると美しい日本庭園、茶室などが見れる。

   松涛園の日本庭園
   撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-4-4

 以下は上記の日本庭園を見ながら食事ができるレストランです。


出典:池上本門寺 公式Web



  松濤園茶室側の竹林 外周道路から撮影
   撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-3-25


つづく