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No Nukes More Hearts
地震大国に原発はいらない


青山貞一


掲載月日:2007年11月18日
無断転載禁


 その後、参議院議員の川田龍平さんと福島瑞穂さんが飛び込みでメッセージを述べた。

 川田さんと福島産は、青森県六ヶ所村の核燃料廃棄物処理施設や先の原発で不具合が多発した柏崎刈羽原発、もんじゅなどに関連し、政府、電力会社のあり方を批判した。

 福島瑞穂参議院議員は、地震大国の日本に50基もの原発があること自体問題。先の新潟県の大地震で柏崎刈羽原発事故で東電や政府が事故情報を隠したり、小出しにしたことを厳しく批判した。

 またこの夏、柏崎刈羽原発が稼働しなくとも電力需要をまかなえたことを力説した。


川田龍平参議院議員と福島瑞穂参議院議員からのメッセージ
左はロックグループのBlack Flower
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10


ロックグループ、Black Flowerの演奏
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10


Seed Japan の羽仁カンタさん(右)のトークがつづく
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10


核は私たちに何をもたらしたのか?最初は原爆、そして今は電気エネルギー?電気を使う一億二千万の国民が原発の電気を使い、そのごみがどうなっているのか知らない。今、私たちの選択が未来を決めてしまう。知ろう、そして自分で考え、選んでみよう! 

  鎌仲ひとみ
−ドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』監督−


先日、念願かなって、六ヶ所村を訪ねて再処理工場や原燃のPRセンターを見学してきました。とても自然豊かな所で、樹もたくさん生えてる。どうしてあんな美しい所を、何万年先までも放射能で汚すような愚行を、人間はするのでしょうね?科学技術をもった人間のおごり?目先の利益のため?人間は核とは共存できないという思いを、改めて強くしました。
                                               坂本龍一 ー音楽家−
出典:http://www.nonukesmorehearts.org/top.html


熊本から駆けつけた二見さん(左)、池田こみちさん(環境行政
改革フォーラム副代表、独立系メディア共同代表)、
フロアーにおりてきた川田龍平参議院議員(右)
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10


池田こみちさんと川田龍平さん。川田さんは月曜日から参議院
の環境委員会出席。撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10


関西から友情出演した佐藤タイジ氏。佐藤氏は
デモにも最後まで参加。撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10

 佐藤タイジさんの関西弁のロックはなかなかすばらしかった。ホンネトークをおりまぜ、会場を沸かしていた。演奏に入る前、ドラムスの音量を上げるようにミキサーに依頼していたが、そのドラムスは抜群。


SFJなど各地のサーファー団体がボードを持参し海洋汚染に抗議
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10

 
会場でひさびさに、SFJ(サーファー・ファウンデーション・ジャパン)の上田さんに声を掛けられる。本当にひさしぶりだ。一端郷里の京都に帰ったと聞いていたが、現在は千葉県の鴨川にすんでいるとのこと。

 上田さんは、荏原製作所の藤沢工場がダイオキシン汚染を引地川から湘南海岸に垂れ流したとき、ムラサキイガイという二枚貝を使って海洋中のダイオキシンを測定する活動を私たちと一緒に展開したサーファーだ。


デモに移る直前のFunkist による音楽イベント。
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10


最後に地元青森県から問題提起する歯科医師の山本若子さん。
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10

 山本若子さんは、「こんなにがんばって来たのに、再処理工場を止められなくてごめんなさい」と会場を埋めた市民に謝り、会場は一瞬シーンとなった。以下のTBSの動画を見ると、山本若子さんのスピーチの一部がでてくる。何と、このTBSの動画ニュースが唯一のマスコミ報道なのだから、本当に日本のマスメディアはどうしようもない。北朝鮮を嗤えない。以下かも知れない。

現地、青森県から駆けつけた山本若子さんのスピーチ(動画) 
TBSニュース


 この山本さんのスピーチのころから野音の外に右翼とおぼしき情宣車数台がきて、がなり立てる。警察はこの恫喝右翼こそ取り締まるべきだ!


会場となった日比谷野外音楽堂に離れた
No Nukesのポスターやフライヤー 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10




 日本のマスメディアはすでにメディア本来の機能を失っていると思えるが、とくに原発問題、核廃棄物再処理施設問題、高速増殖炉問題については、テレビ、新聞などの大スポンサーである電力会社、原子力産業会議傘下の企業に遠慮してか、ほとんど報道しないことが常態化している。

 日比谷野音にはTBSが取材に来ていたが、深夜の定時ニュースでもまったく報道はなかった。 


 こんな先進国はあるのだろうか? 原発問題では毎度のことではあるが、まさにこの国ではマスメディアの情報操作による世論誘導が白昼堂々と行われている!!

 
その後、トークと音楽が繰り返され、午後4時近くになってから、集会参加者は日比谷野音から内幸町の東電本社前を通り、数寄屋橋、銀座、東京駅から日本橋までをデモ行進を行ったした。

 イベント開催中から野外音楽堂の外では右翼とおぼしき情宣車ががなり立て、デモに入ったあとも何度となく数台の情宣車でがなりたてるなど、一時騒然とした。


デモの先頭となったワンボックスカー



日比谷野音の会場を出るデモ隊


内幸町の東京電力本社前を通るデモ隊


幼児も参加


地震大国に原発はごめんだを瀬にする原子力資料
情報室のメンバー


途中、警察が厳しく隊列を規制


途中、右翼の情宣車が大音量で妨害に出る


終点の日本橋間近