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ヒマラヤ山岳の国と地域
Nation and Entity in Himalayan Range

Gガンデンポタン
チベット亡命政府

(ダラムサラ・ Dhramsala

青山貞一

掲載月日:2013年12月8日
独立系メディア E−wave Tokyo
無断転載禁

ヒマラヤ山岳の国と地域
@ 序説 C シッキム F カシミール
A アルナーチャル プラデーシュ D ブータン G チベット亡命政府
B チベット E ネパール H ザンスカール

ガンデンポタン(ダラムサラ・チベット亡命政府)

  



人口  10数万人

首都 ダラムサラ(亡命政府根拠地)


ジャンムー・カシミールの位置 
 出典:Wikimedia Commons



ヒマラヤ山岳の国と地域  Source:Wikipedia をもとに青山作成


ダラムサラの位置 ネパールの西隣、インド北部にある
出典:DVDオロ 


<概要>

【チベット亡命政府】

チベット動乱に対する中国政府の弾圧を逃れて亡命したダライ=ラマ14世が1959年インド北部に樹立した政府。当初ムスーリに置かれたが1960年5月ダラムサラに移転。正式名称は中央チベット政権。→ガンデンポタン

ガンデンポタン

ダライ=ラマ領の統治機関。1642年から1959年までラサのチベット政府を意味したが、現在はインドにあるチベット亡命政府をさす。


  出典:コトバンク

 ガンデンポタンは、ダライ・ラマを長とし、ラサを本拠として1642年に成立したチベットの政府。1959年、チベット動乱の際、ダライ・ラマとともにインドに脱出、現在はチベット亡命政府として十数万人からなるチベット難民組織の頂点に位置する。

 "ガンデンポタン"は、1642年以来の伝統を持つ、チベット国家の中央政府としての正式名称であり、1959年以降は、「チベット亡命政府」という亡命政府としてのチベット名や、Central Tibetan Administration(CTA)(中央チベット行政府)という英語名も併用されるようになった。

 ただし2011年5月、亡命チベット人憲章(2011年)の発効にともない、これまで使用されていた「亡命政府」の通称が「チベット人民機構 」と変更された。また、印字等に使われていた「チベット政府ガンデンポタン」の称号も、「真理に勝利あれ 」に改訂された。

 「ガンデンポタン」という呼称は、この政府がポタラ宮殿(1660年完成)に移転するまで本拠を置いていたデプン寺の「兜率宮殿」に由来する。ワイリー拡張方式によるチベット語表記では、dga' ldan pho brang。チベット政府としての正式呼称は「ガンデンポタン・チョーレーナムギャル(dga' ldan pho brang phyogs las rnam rgyal, 諸方に勝利せるガンデンポタン)」。下記の「国章」にも、二頭の雪獅子の足下の赤帯の上に、ウメ体で「諸方に勝利せるチベット政府ガンデンポタン(bod gzhung dga' ldan pho brang phyogs las rnam rgyal)」と記されている。

<チベット亡命政府の組織>

 チベット亡命政府は、1991年の亡命チベット人憲章に基づき、行政を担う内閣(カシャク)、民主的に選出される議会(亡命チベット代表者会議)、行政から独立した司法機関(亡命チベット最高司法委員会)などが整備されている。


ダライラマ 14世
Source:His Holiness the Dalai Lama Responds to the Passing Away of Nelson Mandela

 2012年までの亡命政府の政治的責任者の称号は「主席大臣(カロン・ティパ)」であったが、2012年9月20日に「政治最高指導者(シキョン)」と改められた。前任の主席大臣:サムドン・リンポチェ5世ロブサン・テンジン(2001年8月20日 - 2011年8月8日在任)

<論考>
青山貞一・池田こみち:チベット少年の亡命生活を描いた「オロ」鑑賞記


<行き方・費用など>

ダラムサラ・ガイド Dharamsala Guide
  ダラムサラについて


★リトル・ラサ Little Lhasa
ダラムサラには、6000人以上のチベット人が生活をし、カンチェン・キション(雪有る幸福の谷)という場所に亡命政権の官庁街がある。宗教・文化省、内務省、大蔵省、厚生省、文部省、情報国際関係省(外務省)、公安省など7つの省庁が並んでいて、その中心部に国会議事堂がある。亡命政府は7つの閣僚からなる「カシャク」(内閣)があり、国民議会に相当する亡命チベット代表者議会による議会制民主主義の体制をとっている。

ダラムサラは、チベット亡命政権の各省庁の他、チベット仏教論理大学、チベット子供村(TCV)、チベット舞台芸術研究所(TIPA)、チベット医学・暦法学研究所(メン・ツィー・カン)、チベット文献図書館(TIWA)、ノルブリンカ研究所、ナムギャル寺院などがあり、チベット文化の中枢地となっている。

ダラムサラは、ダライ・ラマ法王の指導の下、チベット亡命政権をはじめ、6000人以上のチベット人が住み、チベット仏教文化の拠点となっているため、外国人は、ダラムサラのことをリトル・ラサ(Little Lhasa)と呼んでいる。年々チベット仏教文化に関心を示す人々が増え、世界各国から訪れる人々が増えている。ほとんどがダライ・ラマ法王の謁見目的で、他にチベット仏教文化やチベット亡命政権の現状視察目的などもあるようだ。最近では、インド人の観光客や巡礼者も増えている。

★ダラムサラ 仏教と深い因縁
インド独立後、インド最初のネルー首相は、1960年、ダラムサラをチベット亡命政権の拠点として用意した。ダラムサラに程近いカングラ谷間は、2,700年前から仏教と深い関係のある土地だったことは意外に知られていない。カングラ谷間は考古学上非常に興味深い未発掘の土地があり、インド仏教を理解するためには重要な土地である。635年、三蔵法師がその旅行記の中で、かつてこの周辺に50もの仏教僧院があり、そこで2000人以上もの僧侶たちが修行していたことを記している。しかし、その数世紀後、バラモン教の隆盛により仏教はこの谷間から消滅した。

英国上流社会のダラムサラ
1849年、イギリスは、ダラムサラを軍の駐屯地に決める。アッパーダラムサラは、イギリス人たちの避暑地となる。しかし、1905年、ダラムサラは大地震に見舞われ、山頂「アッパーダラムサラ」の多くのビルが崩壊し、住民たちは麓「ロウアーダラムサラ」の安全な場所に移動した。その当時、ロウアーダラムサラには刑務所と靴屋がある程度だった。1947年、イギリスからインドが独立し、ダラムサラからイギリス人たちがいなくなる。

★亡命チベット人の首都ダラムサラ
インドのネルー首相は、ダラムサラが閉静で静穏であるという理由で、チベット難民のためにダラムサラを選んだ。しかし、チベット人にとってはこの地は長所も欠点もあったようだ。首都デリーに近ければ、コミュニケーションを取り易く国際交流には利点が多かったかもしれない。1960年、ダライ・ラマ法王は、チベット亡命政権をマスーリからダラムサラに移動し、現在に至っている。現在、6,000人以上のチベット人がここで生活している。


デリーからダラムサラへの行き方(公式ガイド)
 ダラムサラ・ガイド Dharamsala Guide

デリーからダラムサラまで

★デリーからバスでダラムサラへ
デリーからダラムサラ行きのバスは、インド国営バス(約250ルピー)が4本くらいでている他、デリー郊外のチベット人難民居住区のマジュヌカティラ(Majnukatila Tibetan Camp)から3本ほどダラムサラ直行便の私営バスがある。

 ※1ルピー = 約1.7 円 (2013年11月9日現在)


ニューデリーからダラムサラ(ダラムシャーラー)へのバス移動
 497 km 8 時間 34 分 グーグルマップによる

穴場マジュヌカティラからダラムサラへ
チベット難民に触れたい人はマジュヌカティラに宿泊観光してから、ダラムサラに出発するのもいいかもしれない。マジュヌカティラは、デリー空港からデリー市が管理しているタクシー「プリペイドタクシー」(屋根が黄色、車体が黒。デリー空港正面出口を出て右へ100メートルほど行ったところに専用のチケット窓口があり、行き先を言ってチケットを購入)で45分前後のところにある。夜5時頃から渋滞を覚悟したほうがいい。渋滞でもマジュヌカティラまでの金額は変わらず、250〜300ルピーくらいだ。

マジュヌカティラには、宿泊設備、チベットレストランなど、旅行代理店も揃っており大変便利。ただし銀行はないので、両替はデリー空港で済ませておくことを薦める。デリーの「国会通り」に東京三菱銀行がある。三輪車小トラックタクシーでマジュヌカティラからデリーまで15分、デリー観光にも便利。マジュヌカティラ発ダラムサラ行きの私営バスは指定席で、チケットはマジュヌカティラで容易に入手できる。後部席は揺れが酷く、長旅には相当こたえるので、入手の際に前の方の席を希望したほうがいい。食事やトイレ休憩のためにホテルなどに一時停留、始発が何時でもダラムサラに朝7時に着く。

★ダラムサラへ到着
デリーからバスで約12時間(デリーから526キロ)・・・ダラムサラは、ヒマラヤ山脈の西縁に連なる標高1,800メートルの丘陸地帯、インド・ヒマチャル・プラデシュ州のカングラ地方にある。ダラムサラの気候は、雨季(7月〜9月中旬)を除けば、低地に比べ過ごしやすいと言える。真夏でも日本の夏ほど暑くはなく、太陽が出ない寒いくらいである。夏もセーターか上着は必要。観光でお薦めの季節は、チベットの正月「ロサル」のある3月上旬から雨季が始まる前の6月下旬、雨季が終わって9月〜11月下旬である。


ダラムサラ・ガイド Dharamsala Guide
  食べる・泊まる

  ★ ホテル
宿泊設備はかなりあるので予約なしでも選択できるようだ。ダラムサラの中心地マクロード・ガンジとチベット亡命政権官庁街カンチェン・キション付近の主なホテル及びゲストハウス(旅館)は以下の通り。

 Dharamsala Hotel List(ダラムサラ・ホテル/リスト)



◆ダラムサラの写真集


Himalayan Scenery, Dharamsala   
 出典:Wikimedia Commons



ダラムサラ   
 出典:Wikimedia Commons



ダラムサラ 
Source: http://yeahthatskosher.com/2008/12/dharamsala-india/


The main street in McLeodGanj     
出典:Wikimedia Commons


Library of Tibetan Works and Archives     
出典:Wikimedia Commons


Dharamsala Photos
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ダラムサラ

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ダラムサラの地形  出典:Wikipedia

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