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  シルクロードの今を征く
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大清真寺西安 (Xi'an、中国)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月
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 次は中国西安市(長安市)の大清真寺です。

◆大清真寺Xi'an 中国西安市)

 西安大清真寺は中華人民共和国陝西省西安市蓮湖区の鼓楼の西北方向に位置する化覚巷に存在する中国最古のモスクです。位置は西安市城壁のほぼ中心、大雁塔の北北西4.5kmにあります。


出典:グーグラウマップ          



省心楼(ミナレット)
Source:Wikimedia Commons


西安の大霊廟 The Great Mosque of Xi'an
Source:Wikimedia Commons


概要

 西安大清真寺は742年、唐朝の玄宗時代に当時シルクロードの東の端であった長安(今日の西安)で創建されました。 今日現存している主要な建築物は、明朝の洪武帝の治世のもとで建てられた明朝建築風なもので、その後も何回か改築が行われています。

 寺全体は東西に細長い形であり、メッカの方向を遙拝するために建物全体が東向きに作られています。建物群の間は4つの中庭によって仕切られており、第1と第2のブロックには大門、牌楼と、その他の付属施設があります。


祈祷堂への入り口
Source:Wikimedia Commons

 第3のブロックには八角平面で重屋根を持つ「省心楼」(邦克楼ともいう)と呼ばれるミナレットがあり、アホンが礼拝の呼びかけを行っています。省心楼の脇には沐浴のための浴室や応接室などの部屋があります。最奥の第4のブロックの中心に礼拝殿があり、その前面に牌坊門と大きな月台があります。礼拝殿は前廊(ターラール)、礼拝殿堂、後窰殿の3つの部分から成り、後窰殿には講壇(ミンバル)と礼拝窰龕(ミフラーブ)が設けられています。


壁に彫られたカリグラフィー
Source:Wikimedia Commons

 中近東などに存在するモスクと違い、西安大清真寺はイスラム風の配置、アラビア文字などによるイスラム風の装飾を除き、その建築の風格はほぼ中国建築式の物になっており、モスクのシンボルとして重要なドームはなく、ミナレットも独自の設計です。 明・清時代には中央アジアを経由した回族によって、西安大清真寺と共通する形式の「清真寺」が中国西北地域の各地に建てられました。

 現在、西安大清真寺は西安の人気な旅行スポットになっている一方、回族を中心とした中国のムスリムの間で信仰の場としての役割を今でも果たしています。


視察1へつづく