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ウイグル族の民族音楽演奏

(Turpan、新疆ウグル自治区、中国)


Teiichi Aoyama  
池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月
独立系メディア E-wave Tokyo
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 次は中国新疆ウイグル自治区のトルファン市です。

ウイグル族の民族音楽演奏(トルファン市新疆ウイグル自治区)

 この日は、新幹線でトルファンに行き夕方となりました。夕食は、葡萄畑に囲まれた農村レストランのような場所でしたが、入り口で、三人の男性による歓迎の民俗楽器による演奏があり、暫し耳を傾けました。哀愁のあるメロディーで、リズム・テンポもよく、なかなか心地よい響きでした。意味がわかるともっといいと思いますが。


ウイグル族の民族音楽演奏
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



ウイグル族の民族音楽演奏
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900


 せっかくなので撮影した動画を聴いていただきます。



 以下はウイグル族の音楽について少し調べた内容です。また楽器は新疆ウイグル自治区博物館に多数展示されており、またウルムチの大バザールにも多数ありました。

 以下はウルムチの大バザールで見つけた民族楽器群です。


ウイグル族の民族楽器 大バザールにて
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900

中国ウィグル族の楽器

 調べたところ、ウィグル族の楽器には、弦楽器と打楽器があります。アジアの音楽図鑑より概説します。この説明からして、演奏に使われた楽器はどうやらドタール、タンブールの二種類の弦楽器とチョン・ダプという蛇皮を張ったタンバリンのような打楽器だと思われます。

 写真;ウィグル族の楽器 (添付)

弦楽器としては;
 ・ドタール (2本の弦で、柄が長い)
 ・タンブール(2.1.2の全部で5本の弦で、こちらも柄が長い)
 ・ラワープ (胴部分には蛇皮をはって、弦は複数、柄の先が曲がっている)
 ・サタール (13本の弦、中国の胡弓の様に膝に乗せて真っ直ぐ立ててひく)
 ・ホシュタール(4弦で、ウグイスのような美しい音色の楽器。膝に乗せ立てて弓でひく
          柄の先端にウグイスの飾がついている)
 ・ギジェク (4弦で、こちらも膝に乗せて立ててひく。柄は比較的短くバイオリンのような音)
          などがあります。打楽器には、;
 ・ナグマ・デペ(直径30cmほどの動物の皮を張った丸いタンバリンのような楽
         器。周りに金属環をつけて音を複雑にしている)
 ・チョン・ダプ(マグナ・デペより一回り大きく、蛇皮を張ったタンバリン)
 ・サパイ   (30cmほどの木製の管に金属の環を沢山付け、それを肩に打ち
         付けながらリズムを取る。踊りの伴奏に使われる楽器)

があります。
 



 出典:アジアの音楽図鑑
 https://www.geidai.ac.jp/labs/koizumi/asia/jp/uyghur/index.html 


◆中国新疆のウイグルの大曲(ムカム)芸術」としてユネスコの無形文化遺産に
  (ユネスコ登録の記事 2005/11/27 新華社)

・新疆のムカム芸術が世界無形文化遺産に

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は25日、パリで3回目の「人類の口承および無形遺産に関する傑作」(世界無形文化遺産)を発表した。

 中国が申請した「中国新疆ウイグル自治区のムカム芸術」(音楽・文学・舞踏を一体化した芸術)および中国とモンゴルが共同で申請した「モンゴル族の長調民歌」(モンゴル独特の民謡で、息の長い発音をし、特に高音が強調される)が選ばれた。「モンゴル族の長調民歌」は中国が外国と共同で申請する初めての無形遺産。(パリ11月25日発新華社)


 一方、ウイグル族の音楽は、ムカム音楽の一種です。ウイグル族のムカム(マカム、マカームとも)は長大な一連の曲の集まり。楽曲体系であり音楽様式です。

 中国新疆のウイグルの大曲(ムカム)芸術」としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。

 10世紀から13世紀にかけて、突厥族の間でその基礎が固められ、14世紀になって天山山脈の南北の地方に広がり、15世紀には「ムカム」の語も、ムカムとしての構造も一応整ったといわれています。

注)突厥族(とっけつぞく)(コトバンクより)
 6~8世紀にかけて、モンゴルから中央アジアを支配したトルコ系遊牧民族。また、その国。ササン朝ペルシアと協力してエフタルを滅ぼし大帝国となったが、583年には東西に分裂。モンゴル高原を支配した東突厥は、630年、唐の攻撃で滅び、中央アジアを支配した西突厥も唐に討たれ、7世紀末に滅亡。東突厥はその後一時復興したが、8世紀初めウイグルに討たれ滅亡。

 ムカムを構造的にも不動のものとして確立させたのは、16世紀、ヤルカンド汗国の2代目の君主アブドヴァシデの妃、アマンニサが時の優れたムカムの演唱家、カディールと協力して、民間に散逸散在していたムカムのチョンラクマン(チョン・ナグマとも)、ダスタン、マイシュラップ(マシュラップとも)を整理し、体系化したことに因るものとされています。

 現在までウイグル族の住むそれぞれの都市に伝承されています。

 カシュガル・ムカム - 別名12ムカムとも。全部演奏するには1日かかるといわれている。

 ・ハミ・ムカム

 ・タラン・ムカム

 ・イリ・ムカム

 ヤルカンドの近くにある小さな村(バスで大体1時間半程)、メリケット(メルキット)には12ムカムの古い形、12ムカムより歴史の古い?ドラン・ムカム Dollan Muqamが残っているといいます。

 
つづく