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  シルクロードの今を征く
Now on the Silk Road

火焔山(かえんざん) 

(中国新疆ウイグル地区トルファン市)


青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月〜6月
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 次は、新疆ウイグル自治区トルファンの火焔山です。

◆火焔山(トルファン市(吐魯番市)

 火焔山がある トルファン市(吐魯番市)は、中国新疆ウイグル自治区に位置する地級市です。市名は、ウイグル語で「人と物が豊かな地域」を意味しています。

 場所は新疆ウイグル自治区中部、天山山脈東部山間の盆地に位置しています。西はハミ市(クムル市)、西と南はバインゴリン・モンゴル自治州の和静県、ホショード県、ロプノール県、チャルクリク県、北は天山山脈を隔ててウルムチ市と昌吉回族自治州の奇台県、ジムサル県、モリ・カザフ自治県と隣接しています。

 南北は約240 km、東西は約300 km、土地総面積69,713 km2(海面下の面積は2,085 km2)、新疆の土地面積の4.2%を占めています。市政府は高昌区にあり、ウルムチ市から183 km離れます。

 トルファン市は光熱資源が豊富です。盆地内は乾燥し少雨、日照が満ち足り、無霜期は270日に達し、年間日照時間は3200時間。特産品はブドウ、ハミウリ、長絨綿、季節外の野菜などの経済作物です。

 そのトルファン市の市街から火焔山地域までは、下の地図にあるように東に約41km、時間にして1時間弱あります。


出典:グーグルマップ

 火焔山(かえんざん)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区の天山山脈付近にある丘陵にあります。

 タクラマカン砂漠タリム盆地の北部、トルファン市高昌区の東部に位置する。砂岩が侵食してできた赤い地肌には、炎を思わせる模様ができています。

 平均標高は500メートルであり、比較的平らな山頂が、長さ98キロメートル、幅9キロメートルにわたって横たわっています。

 途中の何箇所かが川で切断されています。この特徴的な地形は、火山活動による溶岩が、長年にわたってガリ侵食などで削られてできたものです。平均気温が高いことで知られ、夏の気温が摂氏50度を超えることも頻繁です。この地形と気候が特徴的なため、中国での人気観光スポットの一つとなっています。


火焔山         出典:Wikipedia


出典:新華社日本語版

シルクロードとの関係

中腹にあるベゼクリク千佛洞

 古代の東西交易にとってタクラマカン砂漠は難所の一つであった。交易商人たちは、タクラマカン砂漠の北端を、シルクロード天山南路として利用した。その途中にあるオアシスは、高昌のように貿易中継地として栄えた。彼ら交易商人達に仏教の僧侶も同行し、その路上に仏教寺院を作った[2][3] 。火焔山の中腹には、そのような寺院の一つ、ベゼクリク千佛洞がある。5世紀から9世紀にわたって増築が進められたもので、仏教施設がある70の洞窟の集合体である。多数の壁画や仏像が残されている[4][5]。

文学との関係

 火焔山は16世紀の明で呉承恩が書いたとされる小説『西遊記』にも登場する[6]。西遊記では炎が上がる山として描かれています。

民話

 漢の古い伝承によると、火焔山はサルの王が天界で窯をひっくり返した残り火が地上に落ちたものであります。『西遊記』でも、「美猴王」と名乗っていた頃の孫悟空が閉じ込められていた八卦炉から脱出した際に壊れた八卦炉の破片が地上に落ちたものとされています。

ウイグル人の伝承によると、天山山脈にはドラゴンが住んでおり、人々の子供を食い殺したため、ウイグル族の英雄がドラゴンを8つに切り刻んでいます。その8つの部分が火焔山となり、その山肌はドラゴンの血で真っ赤に染まっています。



火焔山 (トリップアドバイザー提供)


火焔山 (トリップアドバイザー提供)


火焔山 (トリップアドバイザー提供)


火焔山 (トリップアドバイザー提供)


視察1へつづく