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シルクロードの今を征く
Now on the Silk Road

パドヴァPadova、イタリア)

スクロヴェーニ礼拝堂9


Cappella degli Scrovegni

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2020年10月10日
独立系メディア E-wave Tokyo
 無断転載禁

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4

 本稿の解説文は、現地調査に基づく開設に加え、Veneziaイタリア語版を中心にVenice英語版からの翻訳及び日本語版を使用しています。また写真は現地撮影分以外にWikimedlia Commons、さらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビューを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名をつけています。 

◆スクロヴェーニ礼拝堂
9 

フレスコ画の配置平面図








































黄色 ヨアヒムの生涯
緑色 聖母マリアの生涯
水色 キリストの生涯
紺色 寓話
桃色 最後の審判
灰色 建築装飾



礼拝堂内部に描かれているフレスコ画の配置
Source:Wikimedia Commons
パブリック・ドメイン, リンクによる
礼拝堂内部に描かれているフレスコ画の配置
Source:Wikimedia Commons
パブリック・ドメイン, リンクによる


礼拝堂内部に描かれている場面(ほぼすべて)

 スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画に描かれているのは「キリストの生涯」と「聖母マリアの生涯」です。なかでも『受胎告知』の場面が内陣アーチの中央部分を占め、最重要な絵画になっています。

キリストの生涯(北南の壁、祭壇を望み右の壁(水色)、中段域)


%22 ・幼児虐殺 (The Massacre of the Innocents)
Source:Wikimedia Commons
CC 表示-継承 4.0, リンクによる



%23 ・神殿でのキリスト 。医者の中のキリスト (The Finding in the Temple (Jesus among the doctors))
Source:Wikimedia Commons
Public Domain, Link



#24 ・キリストの洗礼 (The Baptism of Jesus)
Source:Wikimedia Commons
Public Domain, Link

  注)キリストの洗礼
   イエスキリストの洗礼とは新約聖書の福音書にあらわれるイエス・キリ
   ストの生涯のエピソードのひとつで、ヨルダン川において洗礼者ヨハネ
   から洗礼を受けた出来事です。キリスト教の洗礼の儀式のもととなった
   『ルカによる福音書』と『マタイによる福音書』ではイエスの幼年時代の
   記述が異なり、『マルコによる福音書』に至ってはイエスの幼年時代に
   ついての記事を一切省いていますが、これらの共観福音書はどれもイ
   エスの洗礼に関しては同じような内容の並行記事となっています。マタ
   イもルカもイエスの幼年時代の記述からいきなりイエスの洗礼に話が
   飛んでいます。ルカによればイエスが洗礼を受けたのは30歳のころだ
   ったといいます。




%26 ・ラザロの復活 (The Resurrection of Lazarus)
Source:Wikimedia Commons
パブリック・ドメイン, リンクによる
 
  注)ラザロの復活とは
   『ヨハネによる福音書』11章によれば、イエスによっていったん死より甦
   らされた。ラザロが病気と聞いてベタニアにやってきたイエスと一行は、
   ラザロが葬られて既に4日経っていることを知る。イエスは、ラザロの死
   を悲しんで涙を流す。イエスが墓の前に立ち、「ラザロ、出てきなさい」と
   いうと、死んだはずのラザロが布にまかれて出てきた。このラザロの蘇
   生を見た人々はイエスを信じ、ユダヤ人の指導者たちはいかにしてイエ
   スを殺すか計画し始めた。カイアファと他の大祭司はラザロも殺そうと相
   談した。(ヨハネ12:10)




%27 ・キリストのエルサレム入城 (Palm Sunday|Christ enters Jerusalem)
Source:Wikimedia Commons
パブリック・ドメイン, リンクによる

  注)エルサレム入城
   エルサレム入城は、イエス・キリストが十字架にかかり亡くなって三日後
   に復活したとキリスト教徒が信じる出来事の一週間前に、エルサレムへ
   入城したことを指し、その入場日をキリストのエルサレム入城日と言いま
   す。



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