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シルクロードの今を征く

Now on the Silk Road

大唐西市博物館 視察42

唐代の伝統音楽・楽器

(Xi'an 中国)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月 更新:2020年4月1日
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 本稿の解説文は、現地調査や現地入手資料、パンフなどに基づく解説に加え、百度百科中国版から日本への翻訳、Wikipedia 日本語版を使用しています。また写真は現地撮影以外に百度百科、Wikimedlia Commons、トリップアドバイザーさらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビュー、百度地図などを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名を記しています

大唐西市博物館視察42



 唐代の伝統音楽・楽器

 四絃琵琶と五絃琵琶はどちらも、隋・唐代を代表する胡楽器です。

 雅楽(ががく、ヤーユエ)は、中国の伝統的な宮廷音楽の一種で、主に祭礼に用いられます。時代によってその内容は異なります。日本の雅楽と名称は同じですが異なるものであります。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

胡姫酒肆(こきしゅし) 
美しい胡(ソグド人などの外国)の女性がお酒をついでくれる酒場

 「長安の若旦那は市場の東にやってきた。銀のくつわを填めた白馬に乗って得意満面。春風の中とても垢抜けた感じである。彼はいったいどこに行くのか?彼は笑いながら、異族の歌姫の酒場に入っていった。」これは、詩の仙人の李白が唐人の自由奔放でおおらかな生活情状について描いた有名な詩句である。
「黄金の都」とは長安の西市のことである。西市の「胡の舞姫と酒場」の中で、金髪青い目で歌や踊りに長けた外国舞踊は唐人に好意の目で見られ、最も人気を博した。彼女たちは知らず知らずに中国と西方の文化交流使者となった。遙か当年を思い起こすとこの舞姫が神秘的に踊る姿がどれほどの風流の士を夢中にさせたかわからない。また、流行していた「西市」というお酒はどれだけ多くの文人墨客を酔わせたか分からない。



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900




撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900




撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


視察43へつづく