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Now on the Silk Road  中国歴史・文化概説

中国人民共和国(全体概要) 

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月
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  この部分は参考情報です。必要に応じてごらんください!

◆中国人民共和国(全体)

中華人民共和国



中国全体概要

 正式名称−中華人民共和国People's Republic of China。
 面積−957万2900km2(台湾を含む)。人口−13億3972万人(2010)。13億9538万人(2018)
 首都−北京Beijing(1229万人,2013)、(2154.2万人、2018)。
  出典:図解・国際】中国の人口と出生数(2019年9月)
  出典:2018年の北京と東京の比較(面積・常住人口)

 中国のGDP最新データをみると、2018年度には13兆368億ドルへと成長しています。
  出典:IMF-World Economic Outlook Databases 2019年4月版)

 住民−漢民族92%のほか,チワン族,ウイグル族,イ族,チベット族,ミヤオ(苗)族など55の少数民族。
 宗教−宗教活動は制限されており,イスラム1%,キリスト教,ラマ教などが少数。
 言語−漢語(北方語,呉語,客家(ハッカ)語など)が大部分。共通語は北京語を基礎とした〈普通話〉。その他少数民族の言語。

 通貨−元Yuan,香港ドルHong Kong Dollar。
 元首−国家主席,習近平(2013年3月選出。任期5年。2012年11月共産党総書記就任)。
 首相−李克強(2013年3月選出。任期5年)。

 憲法−1982年12月発効。◎国会−一院制の全国人民代表大会(省,直轄市,自治区および人民解放軍選出の代表よりなる。2011年3月第11期の代表は2979名,任期5年)。


中国全人代が開幕、デジタル経済の発展に注力
出典:週刊BCN+

 GDP−7兆9164億ドル(2008,台湾を除く,以下同じ)。
 1人当りGDP−5962ドル(2008)。
 農林・漁業就業者比率−64.9%(2003)。
 平均寿命−男72.4歳,女77.4歳(2010)。乳児死亡率−16‰(2010)。識字率−94.0%(2009)。    

 略称は中国。1949年10月1日中国本土に成立した人民共和国。〔自然・住民〕 ユーラシア大陸の南東部に位置し,太平洋に臨む。朝鮮民主主義人民共和国,ロシア,モンゴル,カザフスタン,キルギス,タジキスタン,アフガニスタン,パキスタン,インド,ネパール,ブータン,ミャンマー,ラオス,ベトナムに接し,海を隔てて韓国,日本,フィリピンに対している。

 90%以上が漢民族,他にモンゴル族,チベット族,トルコ系諸族(回族その他),ウイグル族,チワン族,ミヤオ族,ヤオ族など55種の少数民族を含む。

 行政上は4直轄市(北京,上海,天津,重慶),23省,5自治区(内モンゴル自治区,寧夏回族自治区,新疆ウイグル自治区,広西チワン族自治区,チベット自治区)に分轄。多民族国家として建国前後から民族政策を重視して民族区域自治を採り,5自治区のほかに少数民族の集住するレベルに応じて自治州,自治県などを置いている。自治権を行使しうる民族集団か否かを確認するために,1950年から国家民族事務委員会が〈民族識別工作〉を実施し,1979年までに上記55の少数民族を認定した。

〔自然〕 

 自然環境は面積広大で地勢が複雑なため多様にわたるが,1.チベット〜雲貴高原,2.新疆・モンゴル高原,3.中国本土と東北地区平原に3大別できる。チベット高原は世界第1の高原で,黄河,長江(揚子江)をはじめ,メコン,メナム,ガンジス(ガンガー),インダスなど諸大河の源流地域である。

 新疆・モンゴル高原は乾燥した山岳と砂漠,草原地帯で,耕作地帯に乏しく,降水量は少なく,ともに産業は不振である。
 中国本土は東西に走る秦嶺山脈の線と南北に走る興安嶺山脈の線により,西高東低で,華北・華中・華南に分かれる。華北は降水量少なく,大陸性気候で黄土(レス)層地帯が広がり,ダイズ,小麦,綿花などの畑作が中心である。華中・華南は降水量多く,温暖湿潤で,南部では亜熱帯・熱帯性気候を呈し,稲作中心の水田農業が主で,茶,桐油,果物などを産する。また水稲二期作地帯もある。

 一般に華北と華中・華南では文化,言語,体質,集落組織,風俗などに顕著な差がみられる。東北はやや独立的自然環境をもち,降水量少なく,中国最寒区の一つ。交通は東北地区に最も発達した鉄道網をもち,華北・華中がこれに次ぐ。チベット,北西部,南西部の地区は未発達だったが,現在、高速鉄道が西蔵まで到達し、全中国的に高速鉄道網も整備されている。高速道路網が新疆ウイグルのウルムチまで到達している。解放後,自動車道路の開発が進められている。海運は大連,秦皇島,青島(チンタオ),連雲港,上海,福州,天津,アモイ(厦門),汕頭(スワトウ),広州,湛江等の各港を中心に行われ,内陸水運は長江と珠江がよく発達する。


中国五千年倶楽部>高速列車と青蔵鉄道で行く『シルクロード
出典:クラブツーリズム



出典:シルクロード 高速鉄道開通/2300キロ結ぶ | 沖縄タイムス


ウルムチ・トルファン間の高速列車が「公共交通化」
出典:Japanese/China.ORG.CN

〔産業〕 解放後,第1次五ヵ年計画(1953年―1957年),第2次(1958年―1960年),計画調整期(1961年―1965年),第3次(1966年―1970年),そして第9次(1996年―2000年)まで建設路線の変遷をみた。農林業では全国的土地改革,大治水工事,植林などで生産が増大した。牧畜は品種改良,疫病防除が進んだ。

 鉱工業は北部の鉄・石炭・金・石油,南部のスズ・水銀・タングステンその他の特殊金属で大きく生産が向上した。近代工業は従来,東北地区南部,上海,武漢などに限定されていたが,近年は内陸地帯にも広く分布。さらには広東省などの沿海部での発達が著しく,とりわけ1970年代末からの改革・開放政策の推進と,これに伴う〈経済特区〉や〈沿岸開放都市〉などの設置が中国経済の基幹を根本的に変えた。

 また農村では1980年から〈生産請負制〉が導入され,農家1戸ごとに支給された土地で,家族単位で農業に従事する方式に移行(人民公社は1985年までに解体)。農村の余剰人口を吸収するために〈郷鎮企業〉が町村営・個人経営で設立された。

〔改革・開放政策と経済成長,超大国化の時代〕 


中国の首都北京(Beijin)にある紫禁城
Source:Wikimedia Commons

 1970年代末には毛沢東遺制への批判が強まり,華国鋒に代わって1980年9月首相に趙紫陽,1981年6月主席に胡耀邦が就任しました。1982年9月主席制度を廃止し,鄧小平の支持の下に胡耀邦が党総書記に就任しましたが,1987年1月党内保守派により解任され,後任の趙紫陽も,1989年の天安門事件で失脚し、2005年に死去するまで軟禁生活を余儀なくされました。

 1989年6月北京の天安門広場を中心として中国全土に広がった学生・市民の民主化運動(天安門事件)への対応を保守派から批判され解任された。鄧小平のあと押しで後任の党総書記に就任した江沢民は,その後,党および国家の中央軍事委主席につき,1993年国家主席にも選ばれて政権の基盤を固めました。 

 この間,1980年代末から1990年代初めにかけて東欧・ソ連の社会主義体制が崩壊するなかで,中国は改革・開放政策のもとで社会主義市場経済の建設を至上命題としつつ,20年以上にわたり年平均9%以上の実質GDP成長率を達成し,2010年にはGDP規模で日本を追い抜き世界第2位の経済大国となりました。

 しかし,他方では,都市と農村の経済格差の拡大に伴う各種の社会的問題への対応(例えば〈盲流〉〈民工潮〉などと呼ばれる出稼ぎ農民の激増),環境問題,民族自治区における動向(チベット,新疆ウイグルなどの自立への志向),台湾との関係,1997年7月に返還された香港,1999年12月に返還されたマカオで〈一国二制度〉をどのように実現するのか等,課題は多様です。


中国の国際金融中心香港
Source:Wikimedia Commons

 2003年3月に開かれた第10期全国人民代表大会で,江沢民国家主席と朱鎔基首相の後任に胡錦濤(2002年11月党総書記に就任),温家宝がそれぞれ選出されました。2004年9月,江沢民が党中央軍事委主席を辞任,同委副主席の胡錦濤が昇格しました(同委副主席の後任は徐才厚)。

 2008年胡錦濤国家主席,温家宝首相が再任され,国内的には和諧社会をスローガンに高度経済成長のひずみ是正に取り組む姿勢を明らかにしました。また同年北京オリンピック開催を成功させました。しかし,オリンピック開催準備中にチベット族への人権抑圧などに抗議する運動が世界中で展開されました。

 また2009年7月には,新疆ウイグル自治区のウルムチで,ウイグル族と漢族の大規模な衝突が発生。イタリアのラクイラで開催されていたサミットから胡錦濤が急遽帰国を余儀なくされるなど,少数民族問題,人権問題をはじめ国内問題は山積しています。

 さらに国際的にも,世界経済の中心となった中国には,地球的規模での課題への新たな取り組みが求められました。中国は2001年12月,台湾とともにWTO(世界貿易機関)に加盟しました。日本との関係では,2006年日本の対中貿易額が対米貿易額を抜き,中国は日本の最大の貿易相手国となりました。

 一方,小泉首相の靖国神社参拝などによって首脳外交は5年余りも途絶え,政治交流は冷え込み,〈政冷経熱〉と呼ばれる状態が続きましたが,2006年以降,首脳外交が復活,〈戦略的互恵関係〉の構築に努力することで一致。2009年9月に発足した民主党政権が,東アジア重視の外交姿勢を打ち出したこともあり,日中の政治交流は一定の安定をみました。

 胡錦濤体制は2010年の上海万博を成功させ,世界第2位の経済力を背景に財政危機に苦しむEU諸国の支援にも乗り出しました。しかし同時に,軍備増強と国家核心利益を主張して,周辺諸国に対しては軍事大国としてのプレゼンスも強め,尖閣諸島問題では日本と,南沙群島をめぐってはフィリピン,ベトナムとの緊張関係を作り出しています。

 2012年11月の共産党大会で,胡錦濤は,総書記と党中央軍事委員会主席の座を習近平に譲り,2013年3月の全国人民代表大会で,習近平が国家主席に選出されて権力委譲プロセスが終了します。

 李克強が温家宝の後を継いで首相に就任しました。自国の経済成長は7%代に鈍化しているなか,2014年習近平指導部は豊富な資金力を背景に,経済発展が見込まれるアジアへの投資を促進するとして,アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設と一帯一路政策を提唱し実践しています。


一帯一路国際協力サミットフォーラム
Source:Wikimedia Commons

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディア


 中国は、繁栄と衰退の繰り返しだと考えられる過去2000年間の大部分で世界最大かつ最も複雑な経済を有してきました。1978年における改革開放の導入以来、外資流入の勢いが増してゆき、産業構造が政策から転換して、中国は世界で最も成長率が高い主要経済大国の1つになりました。

 2016年時点で、同国は名目GDP及び貿易輸入額のいずれにおいても世界第2位であり(2014年には国際通貨基金・世界銀行・CIAワールドファクトブックによると購買力平価は世界最大のGDPとなりました)、購買力平価GDP(ppp)と貿易輸出額は世界一位です。


統計で見た中国

 以下は各種統計から見た中国の経済です。

 
出典:Wikipedia


出典 三橋TV


中華人民共和国の経済特区
出典:Wikipedia

 中華人民共和国は核保有国に認められ、世界第2位の防衛予算で世界最大人数の常備軍を有しています。中華人民共和国は1971年以来国際連合加盟国であり、中華民国の後任として安全保障理事会常任理事国です。中国は多数の公式及び非公式の多国間機構加盟国であり、WTO、APEC、BRICs、上海協力機構、BCIM、G20がこれに該当します。

 中国はアジアの地域大国であり、多数の解説者により潜在的な超大国として特徴付けられてきました。

 なお2017年7月現在、中華人民共和国の世界遺産はイタリアについで52件あります。国内には文化遺産が22件、自然遺産が4件、複合遺産が4件存在しています。

 古代から続く中国の歴史は、中華人民共和国のあり方を文化面から規定しています。このことは、中華人民共和国憲法前文でも言及されています。

 文化は生活を意味し、国民生活は経済的裏づけをもって成り立つ。憲法前文は「革命的伝統」も強調しています。国共内戦もふくめ、革命は政治的断絶を意味します。中華民国からの連続は、経済を中心として理解されます。



中華人民共和国の外交関係一覧図。緑色で塗られた諸国は中華人民共和国と国交を有し、
赤色で塗られた諸国とは国交を有してない。黄土色で塗られた地域は係争地。
Source:Wikimedia Commons

民族

 中国における最大の民族集団は漢族で人口の92%を占め、その他の55の少数民族が残りの8%を占めています。少数民族のなかではチワン族(1,600万人)、満族(1,000万人)、回族(900万人)、ミャオ族(800万人)、ウイグル族(700万人)、イ族(700万人)、モンゴル族(500万人)、チベット族(500万人)、プイ族(300万人)、朝鮮族(200万人)が比較的大きな民族集団です。

 中華人民共和国では、漢民族だけでなく、これらの中華人民共和国国内に居住する少数民族を含む全ての民族を「中華民族」と規定し、中華民族は一体であるという意味合いを持たせています。

 中華人民共和国の民族の分類は、中華人民共和国政府が実施する「民族識別工作」によって決定されます。また、「未識別民族」も存在しています。

少数民族の一覧 現在、  「少数民族」として分類されているのは以下の55集団です(50音順)。
アチャン族(阿昌族)
イ族(彝族)
ウイグル族(維吾爾族)
ウズベク族(烏孜別克族)
エヴェンキ族(鄂温克族、オウンク族)
オロチョン族(鄂倫春族)
回族(ホウェイ族、フェイ族)
カザフ族(哈薩克族、ハザク族)
キルギス族(柯爾克孜族、クルグズ族)
高山族(カオシャン族)
コーラオ族(仡佬族)
サラール族(撒拉族)
ジーヌオ族(基諾族)
シェ族(畲族)
シベ族(錫伯族、シベ族)
ジン族(京族、越族、ベトナム族)
スイ族(水族)
タジク族(塔吉克族)
タタール族(塔塔爾族)
タイ族(傣族、ダイ族)
ダウール族(達斡爾族)
チベット族(蔵族)
チャン族(羌族)
朝鮮族
チワン族(壮族)
チンポー族(景頗族)
トゥ族(土族)
トゥチャ族(土家族)
トーアン族(徳昂族、旧称パラウン族)
トーロン族(独龍族)
ドンシャン族(東郷族)
トン族(侗族)
ナシ族(納西族)
ヌー族(怒族)
ハニ族(哈尼族)
バオアン族(保安族)
プーラン族(布朗族)
プイ族(布依族)
プミ族(普米族)
ペー族(白族)
ホジェン族(赫哲族、ホーチォ族)
マオナン族(毛南族)
満州族(満族)
ミャオ族(苗族)
ムーラオ族(仫佬族)
メンパ族(門巴族)
モンゴル族(蒙古族)
ヤオ族(瑶族)
ユグル族(裕固族)
ラフ族(拉祜族)
リー族(黎族)
リス族(傈僳族)
ローバ族(珞巴族)
オロス族(俄羅斯族、ロシア族)
ワ族(佤族)
出典:Wikipedia


中国の人口問題

 下は中国の人口ピラミッド(2015年)です。

 中途区では一人っ子政策結果、若年層が急激に減っているのが分かります。中国は現在非トリック政策はやめていますが、以下を見ると、その影響が大きく影を落としていることが分かります。


出典:Wikipedia


中国・統計へつづく