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小沢新党 支持率15%!
全政党でナンバーワン?
青山貞一
掲載月日:2012年7月3日
 独立系メディア E−wave Tokyo


●ここで、マスコミが大好きな世論調査結果を見てみよう!

 私は一貫して民主党を第二自民党と揶揄してきたが、小沢氏を蟄居させてからこの方の民主党は、まさに第二自民党である。政策によってはそれ以下のものもある。

 ここで小沢グループ離党前の政党支持率の推移を時事通信のデータから見てみよう。以下が2012年2月から6月までの各政党の支持率の推移である。

 見て直ちに分かるように、民主党はじめどの政党も15%の支持率を得ていないのである! 直近の支持率では、自民党が13.1%、民主党が8.1%である。


出典:時事通信

  
出典:時事通信

民主8%、最低を更新=内閣支持24%、不支持55%
  時事世論調査

野田内閣の支持率は前月比1.0ポイント増の24.3%、不支持率は同0.2ポイント減の54.8%だった。 支持率は2カ月連続の上昇だが、ほぼ横ばいで依然として低水準にとどまっている。 一方、民主党の支持率は前月比0.9ポイント減の8.1%に落ち込み、2009年の政権交代後、最低を更新した

 この時期、消費税増税法案が衆院で可決された直後の26〜27日にかけ朝日新聞、共同通信社ともに政党支持率調査を行っていた。それによると、「小沢新党に期待する」が朝日新聞が15%、共同通信も15.9%であった。

 朝日新聞、共同通信が同じ調査で行った政党別の支持率では、民主党支持率が17%、17.1%、自民党は15%と22.1%であった。これはいずれも小沢新党への期待を支持率と見れば、小沢新党は、民主党、自民党の支持率と拮抗しているのである。


●「期待する人はわずか15%」と指摘するマスゴミのアホらしさ!

 ところで、小沢グループ離党後の下の2つの記事を見て欲しい。

 期待する人はわずか15%という直近の世論調査とか、約8割の読者が「期待しない」との回答としたり顔で書いている。 

小沢氏が離党、新党で選挙に臨めば「消費増税反対」と「反原発」を掲げて勝てると言ったと伝えられる。本気だとすれば、勘違いではないか。「小沢新党」ができた場合、期待する人はわずか15%という直近の世論調査が出ている

「政治は妥協」である。小沢氏とそのグループの動向にメディアの注目が集まっているが、重要なのは、対立していた民主、自民、公明がまとめた「三党合意」にある。これからの社会保障の安定財源として消費税率引き上げは避けて通れない、という共通な認識ができたことである。
(国分俊英・元共同通信社編集局長、本宮市出身)

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        日経ニュースメール 7/3 朝版
        http://www.nikkei.com/
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小沢新党、8割は「期待せず」
(クイックVote解説)(有料会員限定)

 調査期間中に正式に離党届が提出されたこともあり、普段に増してたくさんの回答をいただきました。「小沢政局」への関心の高さがうかがえます。でも、それは小沢一郎元民主党代表への待望論ではありませんでした。「小沢新党」に期待するかどうか。約8割の読者が「期待しない」との回答でした
http://mx.nikkei.com/?4_61088_179971_1 

 しかしどうだろう!

 先の時事通信の政党支持率の世論調査で分かったように、各政党の直近の支持率は、自民党が13.1%、民主党が8.1%であり、期待=支持ではないなどと言ってみたとしても、どう見ても小沢新党への15%は、現状の自民党や民主党より高いのである。

 そもそも今の日本では、いまだかつてない政党離れが進んでいる! 理由は簡単、期待され政権交代した民主党があらゆるマニフェスト、公約を反故にし、増税を打ち出し、無節操に自公にすり寄ったからある。事実、60%を超す圧倒的多くは支持政党なしである。

 簡単に言えば、離党前の民主党の支持率は8.1%であるのに対し、離党した小沢新党の支持率は15%と約2倍となっていると見ることができるのである。

 これはなにも、上記2つの記事だけでなく、圧倒的多くのマスコミ論評に共通なことだ。小沢氏や小沢グループ、小沢新党をただ、事実や真実と関係なく、棄損することが目的化していることの証左であり、もやは存在そのものが社会的害悪となっている。

自ら思考停止で墓穴を掘ったマスコミ

 以下は、唯一と言って良いだろう。小沢新党支持、15%の意味を理解している日刊ゲンダイの記事である。

 日本には星の数ほど大小マスコミがあるが、大部分が思考停止で事実認識ゼロ、価値判断だけで一方的な記事を書いていることがよく分かるというものだ! 

 アプリオリに70%の国民が新聞、雑誌、テレビの報道、記事を信用するという日本だが、インターネット時代、70%の国民は早く覚醒し、自分の頭で考える訓練をしないと、とんでもないはめになるだろう!

◆小沢新党「支持率15%」は低いのか
http://gendai.net/articles/view/syakai/137303
2012年6月29日 日刊ゲンダイ

<これからどこが上向くのかが問題>

「小沢出て行け」なんて怒鳴っている民主党執行部の連中は、「ウーン」とうなっているのではないか。朝日新聞と共同通信が28日公表した世論調査で、小沢新党の支持率が“高かった”からだ。

 世調は朝日、共同とも、消費税増税法案が衆院で可決された直後の26〜27日にかけて実施された。それによると、「小沢新党に期待する」が朝日で「15%」、共同では「15.9%」だった。

 この結果を受け、大マスコミは相変わらず、「期待しないが8割」とネガティブキャンペーン一色だが、この見方は大間違いだ。同じ調査で、民主党の支持率は「17%」「17.1%」、自民党は「15%」「22.1%」だった。「小沢新党の期待」=支持率と見れば、民・自の支持率とほぼ拮抗しているのだ。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。

「『15%』という数字は、既存政党に不満を持ち、仮に小沢新党が出来れば、まず確実に投票する人たちです。支持政党なしが増える中で、この数字は大したものです。確かに小選挙区で戦う状況は厳しいかもしれないが、比例は十分当選ライン。小沢さんのコアな支持者は、自由党時代からの人たちが多い。これは少数でも政治理念を追求する――という姿勢に共感した人たちです。今の政治状況とソックリだし、こういう支持者がいるから小沢さんは強いのです」

 つまり、小沢新党の「15%」は最低限の支持率でありまだまだ上がる可能性が十分にあるということだ。

 それにしても、立ち上がってすらいない「小沢新党」への期待感を調査すること自体、異常だし、その結果をことさら強調してマイナスイメージを煽(あお)るメディアって一体何なのか。財務省の先兵として、そこまでして小沢新党を拡大させたくないのなら、四の五の言わず、「朝日は小沢を殲滅(せんめつ)します」と一面トップで宣言すればいい。それだけの話だ。