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| 昨日午後１０時から９０分のＮＨＫ、「ＥＴＶネットワ―クで作る放射能汚染地図」をご覧になられましたか？ 科学者、研究者の生き方、現場測定のあり方、複数の研究者による分析・評価、クロスチェックのあり方など、いろいろと考えさせられる番組でした。 放射線測定以外として、記憶に強く残ったのはラストシーンです。 涙なしには見られませんでした！ 書斎でテレビを見ながら泣いてしまいました。こういうのに本当に弱いんです。 福島県浪江町の自宅で飼っていたイヌとネコをやむなく自宅に残し、飼い主が車で避難所に向かうシーンです。パンダという名のセッター犬が車の後を必死に、ずっと追っかけるシーンです。 車を追っている映像１枚を貼付しました  必死に車を追っかけるパンダ君！！！ 出典：ＮＨＫ、ＥＴＶネットワ―クで作る放射能汚染地図 2011.5.15 後で鷹取敦さんが調べたら、パンダ君は無事、動物レスキュー隊に保護されていることがわかりました。ＮＨＫの番組版は、こんな過酷なラストシーンを取りながら、パンダ君を保護してこなかったのは、いかがなものでしょう。 番組中では、養鶏場主が飼料が届かず２万羽の鶏が餓死した場面はじめ、言葉では言い表せない酷い、過酷な場面が多数ありました。 本当に、日本政府と東電そして御用学者は、酷いことを何ら罪のないひとびと、動物、ペットなどにしたものです。 私の知人で東大大学院にいるある准教授は、原発は原爆をなだめすかしながら使っているようなものです、と言われたが、まさにそうです。 危険きわまりない福島第一原発事故ですが、本来、事故であるとともに、重大な刑事事件ではないのでしょうか？ 関連する県知事らは重過失で東電の社長らを刑事告発すべきではないのしょうか？ そもそも、故意又は過失の有無に係わらず与えた被害は甚大であることは間違いないでしょう。また１９７１年に運転を開始した後、安易な定期検査で延命を容認してきた経産省保安院や委員会にも無過失責任があるでしょう！ 司法当局は東電と経産省などを無過失連帯責任、重過失で捜査をはじめるべきではないのでしょうか？ もちろん、それによって餓死した多くの動物や家を追われ、将来がんや白血病におびえる住民の生命は元通りにはならないでしょう。 また、労働者として超高濃度の放射線が飛び交う現場で作業している方々についても同じです。 もとより、カネでほっぺたをたたくようにして、また口封じをしてまで、この狭く人口過剰の日本で、かくも原発開発を強引に推進してきた政治家や官僚、財界人を徹底的に白日の下にさらけ出さねばならないと思います。 その意味で、福島第一原発問題は、想定外の大事故ではなく、無過失責任が「政官業学報」に問われる重大犯罪だと思います。 ◆ＮＨＫ総合での再放送予定 ＥＴＶ特集「ネットワークで作る放射能汚染地図 福島原発事故から２か月」 チャンネル ：総合 放送日 ：2011年 5月20日（金） 放送時間 ：午前1:30〜午前3:02（92分） |