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   東南アジア最後の秘境 ミャンマー

マンダレーの旧王宮(2)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2016年8月4日
独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁


 まずは旧王宮に入ります。下は旧王宮の門です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay

 下は門の外から王宮側(内部)を見たところです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay

 しかし、入り口から旧王宮の施設までは、数kmもあります。

 炎天下で歩いてゆくには大変なので、自転車を借りました。3000K(=約300園)です。

 下が借りた自転車です。いわゆるママチャリですね。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay

 青山、池田ともに自転車ならすぐに乗れるので、これで旧王宮まで進みます。

 青山は25年ほど前、米国のミネソタ大学にいた友人のところで自転車に乗って以来の自転車でしたが、無事乗れました(青山)。


 以下は1903年ごろの時計台です。現在のレプリカは以下を忠実に再建したものであることが分かります。


Source: English Wikimedia

 以下は時計台の解説です。出典はEnglish Wikimediaです。

時計台

 東側から宮殿の敷地に入ると、右側または北の方角に、時計塔があります。この時計台は、高い正方形の台座(プラットフォーム)からなるシンプルな建物です。

 この台の4本の支柱の上に二重屋根を載せ木製の台を支えており、全体が小さな尖塔、あるいは傘蓋または傘を頂いています。

 定期的に鐘(ゴング)とそれぞれの番人のところに付けてある非常に大きな太鼓(ドラム)を3時間ごとに鳴らすことにより、時間の経過を市内に知らせていたのが時計台のプラットフォームでした。

 昼と夜は、それぞれ4人の番人で分担していました。時間はで水時計によって刻まれていました。水時計は、大きな水がめに水をため、その上に真鍮のボウルを乗せたもので、後者の真鍮のボウルに小さな穴を開け、その穴の大きさでボールに水が満たされ瓶の底に沈んでいくことを計算し、時間を計っていました。

 さらに行くと以下のような塔もありました。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay

 以下は、1903年のRelic塔です。現在のレプリカは以下を忠実に再建したものであることが分かります。


Source: English Wikimedia

 以下は遺跡の塔解説です。出典はEnglish Wikimediaです。

◆遺跡の塔(Relic Towe)

 この遺跡の塔は、およそ1903年のものと思われます。時計塔の南にあり、道路を挟んで向かい合っているのがSwedawzin又は歯の遺跡塔(Tooth Relic Tower)です。

 これは、ビルマの伝統的建築物の好例です。この塔は、三つの部分から構成されています。第一は、底部(基礎部分)、第二に正方形の台あるいはテラス、そして、第一と第三の遺跡の部屋は三層の重なった屋根(Pyatthat)をもっています。建物全体は、一般的な尖塔や傘蓋をつけた形となっています。

 基礎部分の各側面とテラスには銃眼付き胸壁のようなへこみをも穴と菱形の飾りを施した欄干があります。四方の角には小さな四角の柱があり、大理石のヒトライオンや羽ねをつけた獅子の像が置かれています。これはひとつのヒトの頭に二つの身体をもつ怪獣です。

 テラスにある遺跡の部屋は、四角形で、西からのみ入ることができ、梯子段が正面に付けられていて、そこを上って上のテラスに出ることができます。この梯子段の狭い階段は二つの煉瓦の壁で囲われており、三段の笠木で飾られています。低い方の笠木は大きくて優雅な巻き貝のような渦巻きの形をしています。このような飾りの付けられた階段は、煉瓦造りや木製で、多少異なるところがあっても、ビルマのいろいろなところで見ることができます。この遺跡塔の壁と屋根は、上品で優雅な石膏彫刻で彩られていました。

 建物は、歯の遺跡の塔と呼ばれていますが、ここには、歯そのものが祭られた
ことは一度もありません。この塔が建てられたのは、単に王宮がある町にはこ
うした塔があるというBayinnaung 王の時代からの伝統があるからに過ぎません。

 また以下の施設がありました。覗くと、石板などがあります。ここはミャンマーの考古学研究所のしせつなので、文化財や埋蔵文化財などを一時的に置いておく場所ではないかと思えます。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay

 ところで、私たちが自転車で走っているさなか、道を歩いていたベトナムのホーチミン市からきている若い男女が私たちのことを見ており、この日の午後、最初に訪問するジュエナンドー僧院で私たちが僧院を見ていると、突然、そのホーチミン市から来た男女が私たちに声をかけてきたのです。これにはびっくりです。


 この後、やっとのことでマンダレー王宮の七層の塔が見えてきました。

 やはり自転車がないと、ここまでくるだけでも熱中症になるはずです。自転車でも走行風があり、結構涼しさが感じられます。

 写真でわかるように、この日は本当にすばらしく快晴です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay


つづく