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   東南アジア最後の秘境 ミャンマー

バガン 最後の夕食
Tharabar Gate

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2016年8月4日
独立系メディア E−wave Tokyo

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バガン最後の夕食

 バガンでの食事は、オールドバガンの考古学的保全地域の一番厳しい地域にあるホテルの滞在したこともあり、近くにはまったくレストランがありません。そのような理由は、初日と二日目はホテルで夕食をいただきました。

 もっぱら、初日のディナーは、3連泊するということで、ホテルから私達に夕食のフルコースをプレゼントとなりました。

 ミャンマー最後の夜は、面倒でもバガンのレストランに行こうということで、探したのがタラバー門を出ですぐのところにあるサラバー(Sarabha)というレストランに行きました。まさにタラバー門を出てすぐのところにあります。


出典:バガンのホテルが出している地図


 以下はグーグルマップでレストランを検索した結果です。タラバー門を出てすぐ左側にサラバーという名のレストランがありました。


出典:グーグルマップ


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 タラバー門を出てすぐ左に下のような看板がありました。 


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 こんな感じの店です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 頼んだのは、チャーハン、野菜スープ、それにイワシのサラダです。

撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 これがユニークなイワシのサラダです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 値段は、主食のチャーハンが200円。これが一人前でものすごい量でてきます。野菜のスープも200円、イワシのサラダが300円、そして500mlの水が50円、しめて二人で750円でした。とくにイワシのサラダは初めてだったのですが、結構美味でした。

 なお、ビルマ料理の特徴をいかに記します。ビルマ料理は、日本人の嗜好に合うものが多いと感じました。とはいえ、10日間の短い滞在、それもホテルでの食事が多かったこともあり、郷土料理、田舎料理などを食べる機会がほとんどなかったのは、大変残念でした。

◆ミャンマー(ビルマ)料理

◆ミャンマーの主食
 米が主食に据えられ、1,2種類の副菜を添えて大量の米を食べるのが基本的なビルマ族の食事スタイルです。シャン米、もち米も食べられていますが、ミャンマーの食卓にはインディカ米が上ることが多いようです。屋台や軽食堂では米以外にモヒンガー、オンノ・カウスェーといった麺類、ナンに油条といった中華系やインド系の軽食も食べられています。一方昼食と夕食には米が欠かせず、米と副菜を一緒に食べるのが一般的なミャンマーの食卓のスタイルです。

◆ミャンマーの副菜(おかず)
 副菜は、日本では便宜上カレーと称されることもある「ヒン」という煮込み料理が中心であり、ヒンは「おかず」「副菜」の同義語としても使われています。タマネギ(トマトが加わる場合もある)をベースとして煮込み、具はブタ、ウシ、ヒツジ、ニワトリの肉と内臓、魚介類、野菜です。調味料は具に応じて使い分けられますが、その種類は、煮込み時間によって水気の多いシーレー・イェーレー、水気が無くなるまで煮込んだシービャン(スィービャン)の二つに大別されます。

 どちらも多量の油を使って青トウガラシを多用しない点に特徴があります、スパイスの種類は限られています。食材の風味とエキスを含んだ油が美味とされ、具とともに油も食されます。インド風のヒンは「カラーヒン」と呼ばれ、スパイスの種類が多いのが特徴です。ミャンマー内での健康に対する関心の高まりから油の使用を抑える傾向もありますが、なお多くの油が料理に使われているとのことです。油分の多いヒンに対してスープや和え物には野菜が多く使われ、淡白な味付けの料理が多くなっています。

◆スープ
 ビルマ語でスープは「アイエー」と呼ばれます。タイ料理とは対照的に強烈な刺激に訴えかけない点、スープの出汁に淡水魚を使う点に特徴があります。
チンイエー - 具が多く、タマリンドなどで酸味を出したスープ
ヒンジョー - チンイエーと異なり、スープ自体にしっかりとした味付けがされている
ヒンガー - 胡椒を効かせたスープ

◆漬物
 ミャンマーでは「チンバッ」という漬物が作られています。重湯や米のとぎ汁に塩を加えたものを数日放置し、酸味が加わった液に青菜、モヤシなどの野菜を漬け込んで作ります。

◆麺類
 オンノ・カウスェー - 小麦麺を炒め、魚醤で味付けしたココナッツミルクのスープをかけた料理。タイ王国北部、ラオスの一部に「カオソーイ」という類似した料理が存在します。シャン・カウスェー - シャン族風の麺料理、具材にはトマトと鶏肉が使われます。
シュエタウン・カウスェー - 小麦麺の和え物

◆米料理
 ダンバウ - インドのビリヤニに相当する、多様なスパイスと鶏肉を炊き込んだ料理です。
タミンチョ - 炒

◆パン
 ナンビャ - ナン
パラーター - エンドウのもやし、挽肉、砂糖とココナッツミルクなどを薄くのばして焼いたものもあります。

◆ヒン
アメーダーヒン - 牛肉のヒン
ウェターヒン - 豚肉のヒン
チェターヒン - 鶏肉のヒン
セイッターヒン - 羊肉のヒン。ミャンマーでは羊肉が食材として使用される頻度が東南アジア大陸部の他国に比べて高いのが特徴です。
ガーヒン - 魚のヒン。淡水魚が主です。海水魚のヒンとしてマナガツオを煮た「ガーモッヒン」などがあります。

◆サラダ、和え物
タエテソーク - 熟していないマンゴーのサラダ
アトウ - トマト、ショウガ、熟していないマンゴーやパパイヤなどの主となる食材にタマネギやトウガラシ、ハーブなどを加えて豆の粉、塩、魚醤などで和えた料理です。
ンガペソーク- 魚のすり身の揚げ物(日本料理でいうところのさつま揚げに近いものです。

◆和え物
チェッター・チョートッ - 揚げた鶏肉と野菜の和え物
ラペットウ - 発酵させた茶葉の和え物。味付けにはニンニク、トウガラシ、ライム、油などが使われ、茶葉を干しエビや揚げ豆、キャベツ、トマトなどと和えられます。

 ところで、今回はいただきませんでしたが、昨年、ウズベキスタンでよくいただいたサムサ(サモサ)がミャンマーにもあります。これは餃子に類する食べ物ですが、お菓子としてではなく、十分主食としてもいただけます。


ミャンマーのサムサ(サモサ)

出典:おもにWikipedia

 ところで、レストランで飼っているいるのかどうかわかりませんが、池田の足元に次々に猫が寄ってきました。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 下の写真はそのうちの二匹です。やたらと耳が大きいのですが、可愛いちゃんこです。やはりネコは、ネコ好きによって来るんですね。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 なんといっても、バガン周辺の地名には、ニャンウーなど猫の鳴き声のようなのが多いのです。決して、ネコとは関係がないと思いますが、バガンの空港の正式名称は、ニャンウー空港です。そんなこともあって、ミャンマー旅行中は、ニャンコに注目していましたが、最終日にわざわざにゃんこが寄ってきてくれました。

 子供たちも寄ってきました。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 食事後、日はとっぷりとくれていました。

 真っ暗ななかにパゴダを照らす明かりがひときわエキゾチックに感じられました。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 なお、以下はグーグルマップにあったこの辺りのレストランのリストと評価です。


出典:トリップアドバイザー


つづく