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政治資金収支報告書等に見る
政党・政治家の非常識
第1回 みんなの党の飲食代


青山貞一
東京都市大学大学院
(専門:公共政策論)
掲載月日:2011年12月3日
 独立系メディア E−wave Tokyo


 政治資金収支報告書の最新版、すなわち平成23年11月30日公表(平成22年分 定期公表)政治資金収支報告書と政党助成金使途等報告書が公開された。

 たとえば、日刊ゲンダイは12月2日号で麻生太郎元首相がわずか1年間で飲食代2260万円を使った事実を記事にしている。いつもながら政治家は、食い物くらい自分で出したらどうかと思う。

 違法であるなし以前に、実に卑しいというか浅ましい。

 そこで独立系メディアE-wave Tokyoでは、今後、何度かにわたり政党、政治家個人を問わず政治資金収支報告書や政党交付金使途等報告書などから国民がみてどうみても理解できない支出について報告してみたい。

 第一回目は、常日頃、税金の無駄遣いを問題にしている「みんなの党」(本部)だ。

 平成23年11月30日公表(平成22年分 定期公表)政治資金収支報告書を見てみたら、麻生太郎元首相には及ばないが、ホテルニューオータニなどの高級料理店の飲食代が次々に出てきた。

 以下にみんなの党の政治資金収支報告書(本部)の支出の部の一部を示す。見てもらえば分かるが、一度に7万円〜24万円、年間890万円にも及んでいる。何人の会食か分からないが、会議なら国会、議員会館、政党事務所などの会議室がいくらでもつかえる。そこに仕出し弁当で十分ではないか? 

 年間で890万円に及んでいる。麻生太郎議員には及ばない(嗤い)が、声高に税金の無駄遣いを叫んでいるみんなの党として、飲み食いぐらいは自分たちの歳費(一般人の給料)から出したらどうなのだろうか?

 たとえば私たち大学人や研究者は、学会の懇親会はじめあらゆる会合に関連した飲食は自前が原則である。飲食代は研究費からは出せない仕組みになっている。何で政治家だけが湯水のように使えるのか不思議である!

 つづく


出典:平成23年11月30日公表(平成22年分 定期公表)政治資金収支報告書


出典:平成23年11月30日公表(平成22年分 定期公表)政治資金収支報告書


出典:平成23年11月30日公表(平成22年分 定期公表)政治資金収支報告書


出典:平成23年11月30日公表(平成22年分 定期公表)政治資金収支報告書