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ロシアの最新軍備・軍事情報A
Russian Military and Defense Now

青山貞一編 Teiichi Aoyama
独立系メディア E−wave Tokyo
掲載月日:2018年2月1日  
関連スレッド<国際ロシア
 
 世界の中でのロシアの軍事費  
 ロシアの最新軍備・軍事情報@
 ロシアの最新軍備・軍事情報A
 ロシア連邦軍

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 ここでは次に、ロシアの最新軍備・軍備情報のうち、日本語となっている情報を見てみます。出典は、スプートニク、 AFP、Naver、 Wikipedia、 Wikimedia Commonsなどです。


<スプートニク記事>

●Su-57(第五世代戦闘機)

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◆Su-57(スホーイ57)

 Su-57(スホーイ57)は、ロシア連邦のスホーイ社が開発し、ノヴォシビルスク航空機製造企業合同(ロシア語版)(NAPO)とYu.A.ガガーリン記念コムソモーリスク・ナ・アムーレ航空機工場(KnAAZ)が製造する長距離多用途戦闘機。第5世代ジェット戦闘機としてステルス機性能と共に最高速度はマッハ2とされ、米国のF-22に匹敵する性能を持つとされる。

 制式名称が決まる前は試作機の設計名称であるT-50と呼ばれていたが、韓国の練習機T-50と区別するため、開発計画の名称であるPAK FA(パクファ)と呼ばれることが多かった。


PAK FA計画に選定されたT-50戦闘機。上面外形

概要

 ロシア空軍で旧式化しつつあるMiG-29やSu-27の代替となる戦闘機を開発するものである。以前の計画にはI-90計画(MFI、LFI、LFS)が存在したが、本計画はこれに替わるものである。

 ロシアがPAK FAの研究を開始したのは1998年で、ミコヤン、スホーイの設計局がデザイン案を提出し、競合の末2002年4月26日にスホーイ案が採用された。1.27案を提出したものの不採用になったミコヤンと、開発パートナーに指名されたヤコヴレフは製造の15%を受け持つのみとなった。

 翌年の2003年にスホーイはロシア政府と試作機の設計、製造、試験の契約を締結、開発機の名称はI-21、あるいはスホーイ内部の設計名称でT-50と呼ばれ、アメリカ軍のF-22やF-35の実用化に対抗すべく、2009年の初飛行を予定していた。しかし実際の試験は若干遅れ、無事に初飛行を達成したのは2010年1月29日であった。本項では主にT-50について解説する。

PAK FAでは、スホーイ社がロシア空軍用として双発ジェット戦闘機を開発中であり、同社は試作機としてT-50を用意した[15]。PAK FAは世界的に見ても数少ないステルスジェット機開発計画のひとつである。PAK FAの意図は、ロシア連邦が装備中の旧式化したMiG-29やSu-27の後継機を作ることであるが、他にインドで開発中のHAL FGFAの基礎として用いることも意図している。

 T-50の試作機は、2010年1月29日に初飛行を果たした[5][19]。また、2010年8月31日までに総計17回の飛行を行い、11月中旬までには40回となった。第2のT-50機は、2010年内に飛行試験を開始することとされていたが、しかしこれは2011年3月まで遅延した。

 2010年6月にはウラジーミル・プーチン首相がT-50を2016年に配備することを発表している。

 ロシア国防省は、2012年以後、最初に10機の審査用機体を購入し、それから2016年以後には60機の量産された標準型機体を調達する予定である[25][26][27]。最初の生産バッチでは現行の技術で作られたAL-41F1エンジンが搭載される。PAK FAで開発された機体は、運用年数を30年から35年程度と予想されている。

 ロシア航空宇宙軍総司令官のヴィクトル・ボンダレフ(英語版)中将によれば、2015年-2016年初めに量産体制に入り、ロシア空軍の戦闘機部隊に配備されるとしている。

 2016年、1機当たりの製造費は、ライバル機であるF-35が1億ドル強となるのに比べ5,000万ドルと半額以下になることが報道されている。

 2017年8月、ロシア航空宇宙軍総司令官ヴィクトル・ボンダレフ大将はロシア国防省系のズヴェズダTV(英語版)のインタビューの中で、これまでT-50としていた最新鋭戦闘機の呼称をスホーイ57(Su-57)に正式決定した事を明らかにした。

出典:Wikipedia他


●S400、S500(ロシアの最新ミサイル防衛システム)

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◆ロシアのS-400ミサイル防衛システム

 S-400 「トリウームフ」は、ロシア連邦で開発された多目標同時交戦能力を持つ超長距離地対空ミサイルシステムである。「トリウームフ」とは「大勝利」という意味。

 アルマーズ・アンテイ(ロシア語版)により、S-300 の改良型として開発された。ロシア連邦軍が最初に採用している。以前は S-300PM3 (С-300ПМ3)もしくは S-300PMU3 (С-300ПМУ3)として知られていた。このミサイルシステムは性能で従来のS-300シリーズを凌駕し、またアメリカ合衆国のパトリオットミサイルに比べ少なくとも二倍の射程距離を誇るとも言われている。

 ロシアの資料によれば、S-400は400km先の六つの目標に対する同時処理能力を有しているとされる。さらには高次元の対ステルス戦能力も備えているとされる。S-400はS-300Pシリーズ用のミサイルが運用可能の他、9M96系列、48N6系列、40N6という3種類のミサイルを運用する。

 9M96系列は短〜中距離用で、元はS-300PMU2用に開発されたもので、弾道ミサイルへの限定的な対処能力がある。9M96E1と9M96E2があり、9M96E1は重量333kg、射程40km。9M96E2は重量420kg、射程120km。小型で48N6用キャニスター1本に9M96が4本入る。パトリオットミサイルPAC-3と類似点が多く、サイドスラスターを装備しており目標突入時にサイドスラスターの噴射で弾体を直接制御するモードを備える。

 48N6系列は中〜長距離用で、最新型の48N6DMが開発されている。40N6は長〜超長距離用で、超水平線(OTH)攻撃を可能とするセンサーとデータリンクシステムを搭載し、航空機、巡航ミサイル、そして弾道弾迎撃ミサイル制限条約の効力で縛られるため限定的だが、射程3500km、秒速4.8kmまでならば弾道ミサイルにも対処可能である。S-400は将来的にはS-500シリーズによって代替される予定である。

出典:Wikipedia他


S-400実射動画

S-400 SA-21 Triumf surface-to-air missile system firing in action Russia Russian army RIA Novosti




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<AFP記事>

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<Naver>

ロシアの軍事力 Naver

MiG-35 (ミグ35)

 MiG-35 は、ロシアのRSK「MiG」によって開発された、マルチロール機である。北大西洋条約機構 (NATO)の使用するNATOコードネームはファルクラムF (Fulcrum-F) 。非公式名称であるがスーパーファルクラム (Super Fulcrum) の愛称が用いられることもある。ロシアでは当機を第4++世代ジェット戦闘機に定義している。


MiG-35D

特徴

 ジュークAの試作型。試作されたMiG-35に搭載された。飛行中のMiG-35。OLS-Kが確認できる。MiG-29M2のアビオニクスをさらに発展させた機体。単座型のほか、複座型のMiG-35Dも開発されている。試作機はMiG-29M2より改造された。機体は基本的にMiG-29M2と同様。ただし、空中給油用プローブを備えている点が異なる。

 レーダーとしては機械式のジュークMに代えて、アクティブフェーズドアレイレーダーのジュークAを搭載しており、140km先の30目標を探知し内6目標を追尾する能力を持つ。

 IRSTについてはMiG-29M2と同様にOLS-UEMを搭載するが、2016年からはOLS-35M(Su-35に搭載するものの発展型)と呼ばれる改良型を開発して、2017年より実装させる予定である。

 対地/対艦攻撃用に右エンジン下にOLS-K IRSTポッドを装備している。OLS-Kは、機首のOLS-UEMと同じ技術に基づいており、探知距離は戦車に対し20km、ボートに対し40kmで、20kmの距離で目標との距離評定及びレーザー誘導兵器の照準を行える。交換式でT220/Eの装備もできる。

 自己防衛装置はMiG-29Mのものを踏襲しつつ改良が加えられている。コックピットの後方と左エンジン下に"SOAR"と呼ばれるミサイル警報装置が装備されている。この装置はスティンガーやイグラといった携帯式防空ミサイルシステムを10Km、空対空ミサイルを30Km、地対空ミサイルを50Kmから探知、飛来方向などをコックピットの多機能ディスプレイに表示、音声で警告を発するシステムである。このSOARはもOLS-Kと同様に交換式でポッド(詳細不明)の装備が可能である。

 また、電子妨害装置としてイタリアのELTが開発したELT/568(V)2を搭載しており、G-Jバンド、E-Hバンドで妨害を行える。

出典:Wikipedia他


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つづく