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地球「最後の楽園」
タスマニア
A第一日目 州都ホバート
Hobart
青山貞一 池田こみち
掲載月日:2012年2月27日
独立系メディア E−wave Tokyo
無断転載禁

◆地球「最後の楽園」タスマニア現地予備調査報告
@全体概要 F中北部大自然 L希有な自然海浜
A州都ホバート Gグレートレーク Mオッポッサムベイ
B北部ロンセストンへ H376人の村ボスウェル Nシドニーウォータフロント
Cタスマニア動物園-1 I森林大伐採の元凶 Oシドニーハイドパーク
Dタスマニア動物園-2 Jポートアーサー刑務所
Eタマール川と渓谷 Kタスマニアデビル保護公園

 2012年2月20日から25日、オーストラリア南端にあるタスマニア島(Tasmania State)に現地調査の予備調査で訪問した。

2. 第一日目 州都ホバート(Hobart, Tasmania)

2−1 成田からホバートまで

 私たちは2月20日午後8時10分、東京成田国際空港を今話題のLCC(格安航空会社, Low Cost Carrier)のジェットスターで出発した。



 今回使った航空機(ジェットスター、バージンオーストラリア)の航空チケットは、燃料サーチャージを含め往復でひとり14万円である。

 確かに航空運賃は超格安だが、何と言っても燃料サーチャージなどが航空運賃の2倍以上かかっていて、せっかくの格安感が薄れてしまうほどだ! 

 周知のように、LCCでは、機内食だけでなく、ヘッドホン、毛布などが一切でない。そこで、あらかじめ東京の日暮里駅内で和食の弁当を買い込み、機内に持ち込み食べた。

 さらに、チケットを購入する段階から機内持ち込み以外の20kgまでの荷物も別料金となっている。私たちはすべて機内持ち込みだけとしたので追加料金は取られなかったが、仮に20kg以内で荷物を預ける場合には行きと帰りでそれぞれ1万6千円の追加料金がかかる。

 結局、上記をすべて含めるといわゆる格安航空券とそれほど変わらなくなる可能性もある。とくに現在のように燃料価格が高騰している場合には、燃料サーチャージにかかる費用が大きく、せっかくのLCCの威力が発揮できないのは至極残念である。

 しかし、機内食、機内飲料、毛布、洗面用具などなど、従来出て当たり前と思っていた物が出ないわけだが、現実には事前にそれなりの対応をするので、それほどの不便もない。多くの人々は、航空運賃の安さを重視しているので、LCCは今後、世界で伸びると思う。

 翌、2月21日早朝5時にオーストラリアのケアンズ空港に到着した。


ケアンズ国際空港でトランジット
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 ケアンズで数時間トランジットした後、同じジェットスター航空でシドニーに向かった。航空機はいずれもA330である。

 シドニーに11時過ぎに到着。

 シドニー国際空港から国内空港に鉄道で移動し、今度はバージン・オーストラリア航空のLCCでシドニー空港からタスマニアのホバート空港まで飛んだ。

 シドニーでは国際空港と国内空港の間が4kmほど離れている。カンタス航空を利用する乗客は無料で移動できるが、LCCの乗客は何と一駅鉄道を使うだけで5豪ドルを支払った。ここでも「差別」があった。




バージン・オーストラリアの航空機。シドニー国際空港にて
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 バージンの航空機もLCCなので、買わない限りお水一杯も出ない(笑い)。

2−2 ホバート国際空港

 夕方、午後4時30分(現地時間)、やっとのことでタスマニアの州都のホバート国際空港に到着した。


やっとのことで夕方、タスマニアの首都、ホバートの国際空港に到着
撮影:池田こみち、Nikon CoolPix S10 2012.2.21


ホバート国際空港のターミナルビル
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 今回のルートだが、今回は成田→ケアンズ→シドニー→ホバートのルートとした。

 しかし、帰国後調べたら、ジェットスターのLCCに成田→ゴールドコースト→ホバートのルートがあった。このルートの場合、シドニーには寄れないが、はじめからタスマニアに行く場合には、時間、費用ともにさらに格安となる。とくに時間は大幅な削減となることも分かった!


タスマニアのホバート国際空港にて
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 次に、東京から予約しておいたレンタカーの手続を行った。


タスマニア空港でレンタカーの手続をする
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2012.2.21

2−3 州都ホバート

 レンタカーの手続きを終え、一路ホバートのホテルに向かった。

 A3という高速道路で110km/hが制限速度であるが、無料である。高速道路を下りてから道を間違えたが、タスマニアの首都、ホバートを見下ろす高台にあるホテルに到着した。


ホバート中心市街地
出典:English Wikipedia

州都ホバートの歴史

 ホバートはオーストラリアではシドニーに次いで2番目に古い都市である。イギリスはフランスの探検家の存在を心配する中で、最初の入植として、1803年にダーウェント川東岸のリズドン湾に流刑植民地(penal colony)を建設した。

 1804年にはより良い場所を求めて現在の場所であるサリバン湾に移転した。この辺りは元々、半遊牧民のMouheneer族の居住地であった。

 ヨーロッパ人との交戦や移民によってもたらされた伝染病の影響でアボリジニの人口は減少し、自由移民や囚人の人口が急速に増加した。

 生物学者のチャールズ・ダーウィンは、1836年2月にビーグル号の探検の一環としてホバートを訪れた。

 南太平洋の捕鯨やアザラシ貿易、これに関連する造船業の中心地として急速に主要港として発展した。ホバート・タウンは1842年に市となり、1875年にホバートと命名された。その名はイギリスの植民地秘書官だったロバート・ホバート卿に因んでいる。

出典:Wikipedia

 下がタスマニア南部にある州都ホバートと大ホバートの位置である。


タスマニアの州都ホバート(Hobart)とグレーターホバート(Greater Hobart)
Source:English Wikipedia


海側から見たホバート Source:English Wikipedia

 ホバートの面積と人口は以下の通りである。

・面積
 域 1357.3km2

・人口
 人口 (2010年現在)
 市域 214,705人

・人口密度  
  895人/km2 
 ちなみに東京23区の人口密度は14,419人/km2 


Google Map で見たホバート

 下はホテルから見たホバートの中心市街地である。

 ホテルから見るホバートは地形が複雑で丘陵にも多くの住宅がはりついていて、夕闇となると夜景が美しい。
 

ホテルから見たホバートの町並み
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 到着後、この日は現地調査の予定はないので、ホテルの女主人に教えられた近くのスーパーに行くが、すでにレストランはクローズドしていたので、別途教えられた漁港にあるシーフードレストランで魚介の夕食をいただく。


漁港にて
撮影:池田こみち、Nikon CoolPix S10 2012.2.21


漁港にある現地で有名なシーフードレストラン Mures
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2012.2.21

2−4 ホバートの臨港部

 Muresで夕食後、ホバートの中心市街地まで車で行き、港を散策する。

 港にはサンフランシスコやハリファックスにあるフィッシャーマンズ・ワーフ(Fisherman's Wharf)のような場所がある。

 私たちが夕食をとった魚介料理専門店、Muresのレストランのホバート港店もあった。何と言っても、日本同様、タスマニアはすべて海に囲まれており、さまざまな魚介が大量に水揚げされるので、シーフードが美味である。

 ホバートの港には、横浜港のレンガ倉庫を彷彿とさせる施設や山下公園沿いを思い起こさせる施設も多数あったが、6時近くなのに人通りはほとんど無かった。


港には倉庫群が
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 一方、海沿いにはいろいろな種類の野生生物の彫像がある。どれも秀逸な作品だ。


撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.21


撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 港にあるビルの屋上に面白いデザインの風力発電装置が4基設置されていて、海風でぐるぐる高速で回っていた(下の写真左の茶色のビル)。相当の早さで回っているが、騒音はしない! なかなかの優れもののようだ。


首都ホバートの夕暮れ。港には著名な魚介料理の専門店が並ぶ
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 下は風力発電装置があるビルの拡大写真だ。音が小さくよく回転するこのタイプの風力発電を日本の大都市のビルやマンションの屋上に設置すれば、膨大な量の電力が得られるのではないかなどと議論した。


ホバート港のビル屋上にあった4基の風力発電装置
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.21


ホバート港のビル屋上にあった4基の風力発電装置
動画撮影:青山貞一 YASHICA ADV-1025HD 2012.2.22

 夕食が軽かったので、港にあったflippersというテークアウトの店でホタテ貝の唐揚げとポテトチップが付いたスナックを10豪ドルで買って食べる。これがなかなかおいしい。


撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 この後、ホテルに戻る前に港から見えた丘の上にある教会まで来るまで行く。欧州諸国のような歴史あるものではないが、なかなか立派な教会である。メインの入口に、St.George's Anglican Churchとあった。 


ホバートのSt.George's Anglican Church
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 さらにホバートの中心街を走っていると下の写真のようなローマン型式の教会もあった。
 

撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.21

 短時間ではあるが、ホバートの中心市街地を散策した感想は、よく行くカナダのハリファックスなどと同様、やはり英国連邦の一地域としての都市計画、景観、建築である。道路を走る車は、日本同様、左側通行である。

 かくして明日からの予備調査に備え、早く寝ることにする。 しかし、夏だと言うのにホバートはかなり寒い、暖房をつけ就寝!

つづく