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『調査捕鯨母船・日新丸』
での鯨肉横領行為の全貌


グリーンピース
ジャパン

2008年5月18日



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グリーンピース・ジャパンのメールマガジン 号外 <08/05/15>

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グリーンピースは、調査捕鯨鯨肉の組織的な横領を発見し、本日、横領の証拠品を携えて東京地検にこの横領を告発しました。

グリーンピースは、日本の調査捕鯨母船・日新丸の調査団が今年、南極海で捕獲した鯨肉を組織的に横領している証拠を、独自の調査で確認しました。本日午後1時、東京地方検察庁にこの横領を告発し、調査過程において証拠として確保した鯨肉1箱の検分を受けたうえで、告発状を提出しました。

すでに本日の朝日新聞朝刊や各局TVニュースでも報道されたとおり、グリーンピースが東京地検に持ち込んだ証拠品は、共同船舶株式会社の社員である日新丸の乗組員たちが今年4月15日、南極海より帰港した東京港大井水産ふ頭から個人宅に送った宅配物で、箱の中には塩漬けの「畝須(うねす)」と呼ばれる部位の鯨肉23.5キロが入っています。「畝須」は鯨肉の部位の中でも高級品とされるもので、箱の中には切り身が全部で10本詰められ、この箱1箱で市場価値は11万から35万円とみられています。

これまでの私たちの調査で、鯨肉横領は大規模であることがわかりました。これは、管理会社の共同船舶と日本鯨類研究所の黙認のうえで行われていた組織的犯罪です。

グリーンピースは、東京地検への告発状提出に先立って、東京都内で記者会見を開きました。記者会見で発表した内容は下記のURLからご覧いただくことができます。


▼2008年5月15日付けプレスリリース
http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20080515oc_html?gv


▼告発レポート
「奪われた鯨肉と信頼??『調査捕鯨母船・日新丸』での鯨肉横領行為の全貌」


http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/whale/cyberaction/pdf

▼今年3月6日発表の「鯨肉販売動向調査結果」
http://www.whalelove.org/news/1813782

同時に、グリーンピース・ジャパンは、公然の秘密として黙認されてきた鯨肉横領のさらなる情報を求めて内部告発の募集と、鯨肉横領の全貌究明を求めるメッセージの募集を開始しました。寄せられたメッセージは福田首相と町村官房長官に送られる予定です。グリーンピースの本部、グリーンピース・インターナショナルをはじめ、各国のグリーンピース事務所でもこの鯨肉横領の告発を大きく取り上げ、それぞれの国の政府や国際捕鯨委員会代表に向けたオンラインアクションを開始します。ぜひ、ご参加ください。


▼オンラインアクション「福田首相に伝えよう??鯨肉横領の全貌究明を!」
https://www.greenpeace.or.jp/ssl/oceans/cyberaction/kyumei/?gv