(趣味)エントランスへ 

簡易アダプターで
PC音響システムの
音質改善を!


青山貞一

2006年2月5日

 PCからでているアナログ音声端子と家庭用ステレオやミニコンポのAUX端子をつないで、CDなどで音楽を楽しんでいるひとは結構多い。

 このような楽しみ方をしている人が、音質を改善する方法として、オンキョーなどが出している超本格的なサウンドボード(カード)をPCに設置する方法がある。

 高級なサウンドボードを装着すれば、見違えるほど音質は向上する。しかし、そこまでしなくとも、2000円程度の出費で、現状よりそれなりに音質を改善するごく簡単な方法がある。

 それは、「玄人志向」と言う製品群で有名な、台湾のメーカーX−PROが出しているUSBオーディオアダプタ「AUDIOJACK-USB」(以下の写真参照)をUSBとステレオのAUX端子の間に入れることで実現する。


超コンパクトな
AUDIOJACK-USB。右側をUSB端子に接続する。
右側の黒い部分に各種のチップがモール度されている。


 このUSBアダプタは秋葉で1600円−2000円の範囲で多くの店で売られている。対応するOSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1以降で、ケーブルの両端にUSBコネクタとオーディオピンジャックを備えるだけのシンプルな構成である。

 この製品は、超小型のUSBコネクタ部にチップを内蔵、16bit DAC(デジタル→アナログ変換機能、ABクラスのパワーアンプも搭載している。内臓チップによりステレオ/3Dサラウンドとバーチャル5.1chに対応している。48KHzオーディオ再生に対応している。
 
 接続はきわめて簡単、片方をUSB端子に、もうひとつをステレオなどからくる3.5mmジャックに接続するだけである。


写真は右がAUDIOJACK-USBのオーディオジャック部。
左はステレオアンプのAUXに接続される。私の場合、
2系統のオーディオアンプのAUXに分岐させている。


 AUDIOJACK-USBを実際にPCに接続し、PCがアダプタを認識すると、PC付属のオーディオ入力は使えなくなる。その他の操作は今まで通りでOKだ。

 単純に2.1chのオーディオシステムを使い、PCのCDドライブに音楽CDを入れ聞くと、今までに比べ重低音〜低音の締りがかなり改善されていることが分かる。ちなみにサブウーファーは、ヤマハのYST−FSW100である。中高音の切れ透明感も増している。

 もちろん、以下にあるような本格的なサウンドカードには到底適わないが、何しろ2000円程度の出費であることを考えると試す価値はあると思う。

 ちなみに現在、人気NO.1の音響のSE−150PCIは、秋葉で12000〜15000円で売られている。このボードを使った本格的な7.1ch3Dサラウンド音響システムについてもそのうち報告したい。


ONKYOの本格的サウンドボード(SE−150PCI)