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APバンクとは

掲載日:2004.5.6

APバンクとは

 「ap bank」は、普通の銀行ではありません。櫻井和寿、小林武史、坂本龍一の3人が拠出した資金を、自然エネルギー、省エネルギー、環境に関するさまざまなプロジェクトに融資する機関です。金利は1%、運営資金も自分たちで拠出する非営利組織です。

私たちは、今、世の中で使われているエネルギーを自然エネルギーに代替することは決して無理なことではないと考えています。また、みんなが地球のこと、自分たちの身の回りの社会のことを考えるようになれば、もっと暮らしやすい、居心地のいい未来が開けてくると信じているのです。

その未来のトビラを開いてくれるアイデアやプロジェクトを応援し、同時に、そのアイデアが生み出していく可能性をもっと知りたくて「ap bank」をつくりました。

これからこのサイトで、融資先を始めとした様々なプロジェクトを紹介していきたいと思っています。このサイトに訪れた方々は、身の回りの「ap bank」を必要としている人に、「ap bank」のことを知らせてください。そして、自分たちの未来は、様々な可能性に満ちていることを発見してもらえればと思っています。


融資について

 ap bankは、自然エネルギー、省エネルギー、環境に関するさまざまなプロジェクトに融資するバンクです。私たちは、今、世の中で使われているエネルギーを自然エネルギーに代替することは決して無理なことではないと考えています。

そして、みんなが自然エネルギーを使うことで、現在の環境破壊的なエネルギーを奪い合うために起こっている戦争や破壊も防ぐことができると信じています。(そのため、実際に融資も行うのも重要な活動の一つですが、融資した自然エネルギーや環境関係のプロジェクトの紹介やその可能性についてもWEBやその他の方法を使って、みなさまにお知らせしていきます)。

またap bankは、大きな事業体ではなく、ふつうに生活する人にできる、「小さな事業」を対象にした融資を中心に考えています。自然エネルギーは「地域分散型エネルギー」と呼ばれるように「地域ごとに生まれる」性質があります。

環境を改善していくのにも、各地の特性に合ったいろいろなアイデアがあると思うのです。各地の人々の行う小さな試みを支援することで、「自分たちの力で社会を変えていける」と思う人が増えて、新しい未来が生まれていくことを私たちは期待しています。


■融資の条件

・ ap bankは市民が主体となってする自然エネルギー、省エネルギー、環境をテーマとしたプロジェクトに融資します。

・ 選択の基準は、独自性、新規性、市民性、発展性の高いものを選びます。ただし残念ながら融資を受けられなかった場合、その他一切のお問い合わせにお応えできません。また、提出いただいた「融資希望計画書」もお戻しできません。

・ 市民の事業に融資しますが、形態は問いません。個人だけでなく、NPO、中間法人、有限会社、株式会社、生活協同組合などの形態であってもかまわず、「市民性」に関しては、その性格、人数、配当の有無、利益分配の実態 などを総合的に検討した上で判断します。

・ 融資の対象は、2004年5月31日(必着)までに応募いただいた融資希望案件の中から、理事会で決定したものとします。

・ 融資の対象は法人であっても、個人の連帯保証をつけていただきます。事業は必ず返済できる計画で、事業が失敗してしまった場合でも必ず返済いただけるものに限ります。

・ また、融資した案件はap bankホームページ上に紹介します(貴HPにリンクさせていただくこともあります)。そこには事業の内容などと共に、返済の状況も掲載いたしますので、それに同意される方のみ、ご応募ください。

・ また、事務上の都合により、インターネット環境(毎日ご自分のアドレスで、長文のメール、ワード・エクセルなどを確認できる状況)のある方に限らせていただきます。

・ 融資の期間は最長で10年とします。返済の周期は毎月〜半年でお願いします。

・ 融資の上限は、最大500万円程度までとします。

・ 融資金利は年1%の固定とします。

・ 融資先の選択が不公正なものにならないよう、これまで関わりのあったところには厳しくします。