エントランスへはここをクリック   

 ごみ専門の大規模処理施設

NHKニュース

2006年3月30日


 この施設は、捨てられる生ごみを減らしリサイクルを進めるため、民間の業者が東京・大田区に建設したもので、生ごみを発酵させて作る水素やメタンガスを燃料に発電をするのが特徴です。

 1日に110トンのごみを処理し、2400世帯分の電気を賄えるということで、農林水産省によりますと、生ごみを専門に受け入れて発電する施設としては国内で最大規模だということです。

 1日からの本格運転を前に、31日は売れ残りの青果物や飲食店の食べ残しなどの生ゴミが運び込まれ、試運転が行われました。

 食品産業から出る生ごみは年々増える傾向にあり、「食品リサイクル法」では、業者に対し排出する生ごみの量を20%減らすよう義務づけ、年に100トン以上生ごみを出す業者については、18年度中に達成しないと罰則の対象となります。

 施設を運営する会社は「生ごみは肥料や家畜の餌としてリサイクルされるケースが多いが、都会ではこうした需要が少ないことから発電の原料として再利用し、生ごみの減少に貢献したい」と話しています。