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この国の政治は
北朝鮮や旧ソ連と
同レベル

日刊ゲンダイ

2006年 5月30日号

掲載:2006年6月1日


─ Dailymail Businessより ────
■ この国はかなりヤバイ
■ ポスト小泉は森派の2人のどちらかだという
■ 現状につくづく政治の貧困にアキレている心ある庶民
■ 右翼・安倍も増税・福田も総理大臣には不適格
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サメの頭脳の無能首相といわれ失脚した森喜朗が、黒幕ぶって次期首相選びにアレコレ口を出しているが小泉政権5年に続いて安福の政権ができたら大変なことになる。小泉さんが両方出ろといえば森さんはどっちかにしろなどというこんな連中に政権を私物化されているこの国の政治は今の北朝鮮や昔のソ連と全く同じレベルだ。
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 国会は与野党激突の場面もなく6月18日に閉幕する。小泉首相が「会期延長なし」を公言したためで、永田町の関心は、すっかりポスト小泉に移っている。

 次期総裁に名前が挙がるのは麻生外相、谷垣財務相、福田元官房長官、安倍官房長官の4人だが、支持率2、3%の麻生と谷垣はいないも同然。“安・福”のうち、先に安倍が「サミットが終わったら」と手を挙げた。

 「マスコミの世論調査で支持率がジリジリ上がっている福田氏は、中東や米国を歴訪。

 公明党議員が主催する講演会にも顔を出すなど、足場を固めている。この動きに安倍氏が焦った。

 “出馬予告”しておかないと立場が逆転すると恐れたのです。自分が出れば福田さんは出ないとの読みもあります」(政治評論家・有馬晴海氏) 安倍は小泉路線を継承するが、世間の格差批判に「再チャレンジ推進会議」を立ち上げるなど微調整している。

 来月には応援団が正式発足する予定で、出馬に向けてピッチは上がってきた。

 一方、福田は熟柿作戦だ。安倍の“出馬宣言”にも「生体反応なし」と無関心を装ったが、ホンネは意欲マンマンだ。米シンクタンクの関係者に「(人気の高まりは)悪い気はしない。しばらく楽しむ」と言っている。

 福田支持の議員が集まる「クローニンの会」も、1カ月で20人以上も増えて53人だ。

 安倍で決まるか福田が追い上げるかは分からないが、ポスト小泉がこの2人に絞られたことは間違いない。

◆ 安倍は小泉以上のタカ派で経済オンチ ◆

 ところが、国民にとって不幸なのは、「安」、「福」のどちらが総理総裁になろうが、ロクなことにはならないということだ。

 今の日本が直面している問題はハンパじゃない。1000兆円の借金を抱え、社会保障制度はボロボロ、少子化が経済成長の足を引っ張ろうとしている。放っておけば奈落の底に真っ逆さまだが、それを止められるだけの力は2人にない。政治評論家の本澤二郎氏が言う。

 「安倍長官は、マトモな政治経験を積んでいないから不安です。小泉氏から幹事長、官房長官と促成栽培されているが、せめて外相と財務相を経験し外交と財政をこなせるようになっていないと、国政全般を理解し判断することは不可能。重要閣僚を経験していない小泉首相と同じで、政策は丸投げで終わりということになりかねません」 加えて経済オンチ。

 昨年の組閣では小泉の横に座って帝王学を教え込まれていたが、経済のお勉強はしていない。閣僚として出席している経財諮問会議での発言はゼロ。

「頭がよくないから、議論についていけない」(自民党関係者)といった声が聞かれるのだ。

 首相の靖国参拝についても当然と言っていた。思想的には小泉より右翼だから危険である。

「安倍氏は、核武装は憲法違反にならないと断言した人物で、欧米流にいえば極右の政治家。首相になると日本の戦後政治がぶち壊される恐れがあります。靖国参拝の強行でアジア外交は悪化し、対中政策を軟化させている米国も持て余すことになります」(本澤二郎氏=前出)

 小泉改革の影の部分として批判が高まっている格差社会を是正するために立ち上げた「再チャレンジ推進会議」だって海の物とも山の物とも分からない。話題づくりがミエミエで、「国家公務員3種に毎年100人のフリーター枠を設ける」なんて言っている。

 世間知らずのオボッチャン右翼に、この国を任せるわけにはいかない。

◆ 福田は増税と官僚支配国家を目指す ◆

 改革継承派の安倍に比べると軌道修正派。“癒やし系”といわれる福田康夫だって「いかがなものか」である。


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