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森沢典子連続講演会のお知らせ

掲載日:2004.6.12

●講座趣旨
「戦争の本質は、戦争で一番ひどい目にあう人たちの立場に身を置いたときにみえてくる」
昨年、リバティアカデミーではじまった「戦争と平和学」で講義して下さった早乙女勝元さんの言葉です。パレスチナとイスラエルの間に起きていることは、「戦争」ではありません。しかし戦争より悲惨な事態がここで起きており、そしてそこで一番理不尽な生活を強いられているのはパレスチナの子供たちです。その子供たちに身を寄り添わせてこられた森沢さんの視点を通して皆さんと一緒にパレスチナを学びたくて、今年前期の講義をお願いしました。きっとパレスチナの人々の息遣いが聞えてくるはずです。

外国語を学べば自国語が学べると書いたのはゲーテですが、おそらくパレスチナを学ぶことによって、自国を学ぶこともできることでしょう。

なお、講義の後にはパレスチナ料理を賞味する企画も用意しております。美味しい文化もどうぞ!
次のような方に受講をお薦めいたします。

・あまりこの問題に関心のない人、知りたいけど、難しそう・・・という人。
・「なんかみんなが話しているから、少し勉強しておこうかなあ」・・と思う程度の人。
・現地のことをもっと知りたいという人、行ってみたいという人。
・なんとなく関心はあって新聞も読むけれど、どうもイメージがわかないという人。
・世界の仕組みを、ひっくり返って別の視点でも見てみたい人。
・どうも最近の報道内容にしっくり来なくて、もやもやしている人。

●講師紹介
森沢 典子(モリサワ ノリコ) 私塾講師
青山学院女子短期大学児童教育学科及び児童教育専攻科修了後幼稚園教諭。南フランスのフレネ小学校で教育実習。2002年3月「ニュースだけ見ていてもわからない」・・と情勢の悪化するパレスチナに1人で入る。そこでの経験をルポにまとめ大きな反響を呼ぶ。「徹子の部屋」などに出演。ホームページはhttp://www2.odn.ne.jp/midi/

●コーディネーター紹介
生方 卓(ウブカタ スグル) 明治大学政治経済学部助教授
1946年(昭和21年)生まれ。明治大学大学院政治経済学研究科経済学専攻博士課程終了。専攻は社会思想史。主な研究テーマは、ヘーゲルとヘーゲル学派の社会哲学、環境哲学、井上ひさし論など。共著に『ドイツ社会主義研究』(勁草書房)、『都市と思想家』(法政大学出版)など。政経学部総合講座2のコーディネーターの一人として、「戦争と民衆」(2002年度)、「戦争と平和学」(2003年度)の企画に関わる。

ホームページはhttp://www.kisc.meiji.ac.jp/~ubukata/

●講義概要
第1講 2004/06/12
パレスチナで何が起きているのかその1

第2講 2004/06/19
パレスチナで何が起きているのかその2

第3講 2004/07/03
最新兵器と、占領下の暮らし

第4講 2004/07/10
どうして和平は実現しないか?
〜難民の人々が失った暮らしとイスラエルの人々の苦悩〜

第5講 2004/07/17
私たちはどこへ向かっているのか

●参考図書
森沢典子著「パレスチナが見たい」(阪急コミュニケーションズ)2002年 定価1,200円(消費税別)
●申し込み方法:http://academy.meiji.jp/ccs/index.htmlから、「教養文化講座」をクリックして下さい。申し込み方法がでて参ります。

昨日、理工学部の藤井石根教授を訪ねて環境問題、平和問題について時を忘れて話し込みました。氏は太陽エネルギー利用の権威で、68歳ですが大変若々しく情熱的な方です。ネット検索してみて下さい。その折にあなたのことを話し、前期にパレスチナについて5回講義すると話すと、目を輝かせて「おれも出ようかな」。on 04.4.1 7:09 PM, 森沢典子 at midi@par.odn.ne.jp wrote: