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知事会見における
百条委関連質疑

出典:2005年12月28日会見

掲載日2005.12.28


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前略

中日新聞社 上野実輝彦氏

 百条委員会の関係なんですけれども、来年二月議会までに報告を出すということになっておるんですが、今の時点で、元の下水道課長さんが証言を訂正されたりとかですね、要は知事からの指示が、文書破棄の問題で知事からの指示があったということについてちょっと揺れている部分があるんですが、その点に関して今知事の思っていらっしゃるご認識、その時の認識をもう一度お伺いしたいんですけれども。

信州・長野県知事 田中康夫

 中日新聞は中沢さんが、その田附元下水道課長が話された時のことを非常に、まあ長野日報もですか、きちんと書いてあったと思いますので、事実に基づいての県民への知る権利を提供するという形の記事だったと、私はその意味じゃ純粋に嬉しく思っておりますけれども。

 9日に私、9日からだっけ、9日ですか、私からメールをもらってそれで初めて動き出した、と言っているわけですね、岡部英則氏は。終始一貫、これは総務委員会においても百条委員会においても。

 でも、その他の客観的事実がですね、私がメールを岡部氏に転送して、そしてそこで指示をしてから始まったという前に、既に田附元下水道課長等に関して岡部氏はアクションを起こしてらっしゃるということが、具体的に客観的事実として証拠も含めて明らかになっているわけですからね。それは岡部氏がどのようにお考えになるかじゃないかと思います。私は、特にまあ9日の午前中は田附氏は小布施町に行っていたということですから物理的に会えないという形だったわけですよね。

 それともう一つ、複数の議会の方々が水面下でおっしゃってることなんだそうですけれども、岡部氏から、メールで、破棄をしたと、書類を破棄したというのを聞いて、書類かメモですか、当時メモと認識されたもの、ですからそれに関して私は百条委員会でも述べたように、メモでありですね、そしてそれが公文書でないというものを逆に破棄するということは、それはむしろおかしいんじゃないかと、疑念を抱かれるのではないかという意味で、そのことを複数の職員にもですね、何度も述べているということを述べていますから、その段階でもう既に破棄されてしまっていたという話を、連絡を受けたわけですね。

 ですからこれは、なんか私が未必の故意だとかいうふうにおっしゃってるそうでありますけれども、むしろこの点に関してこそ、9日の指示から始まったという話がですね、他の方の証言によって、食い違いが出ているわけですから、この点をきちんと百条委員会は、解明することをしないと、逆に百条委員会が密室の故意というふうに言われかねないということになりますね。よろしいですか、今の件は。
 
中日新聞社 上野実輝彦氏

 一点確認したいのですが、9日の時点で破棄はするべきじゃないというか、いうようなメールを知事から出された時点では、既に文書は破棄されていたというふうなご認識でよいということですか。

信州・長野県知事 田中康夫

 その日の、これも百条委員会で既に私は述べていますけれども、9日の午後1時31分に岡部氏からそのコピーを確認して回収処分するとした、ように命じて、と書いてあるわけですから、それに対して私は夕方そのメールを見て、「破棄はまずい」と言ったわけですよね。

 ですから、これ夕方メールを見たということは恐らくその間に岡部氏から直接には私にですねそのような報告はなかったということですね。メールでもらってたということですね。

 でもそれに関して私はそういう破棄ということは何らやましいものがないのに破棄をするというのは、むしろあらぬ疑念を抱かれてまずいんじゃないのかっていうことを感じたということを、その意味でメールをしたということはこれ百条委員会でも述べているところですからね。


 あとその点で言いますとね、やはりこれ私たちの経営戦略局長の松林憲治に関してですね、手帳のコピーの問題を今になって、問題をなさっているようなんですけれどもね、まあある信濃毎日新聞かな、では松林局長は取材に対し、「どこを紙で覆うかはこちらの判断だ、弁明の機会も与えられず提出拒否と言われるのは不可解だと話した」というふうに書いてあるんですけれども、これは短い紙幅の中でお書きになったのかもしれないけれども、8月3日に手帳のコピーを松林局長は出している訳です。

 8月10日にはそのコピーが原本と間違いがないか議員公舎に出向いて正副委員長立会いのもとで手帳を持参し、マスキングをした内容に関してもですね逐次説明をしている訳ですね。プライバシーの部分に関してもですね、何時に残業でタクシーに乗って帰って、料金がいくらであったということがここに記載してあるとかですね、そうした百条委員会に直接関係のない内容に関して全て述べている訳ですね。コピーを実際に出してまた正副委員長が原本とコピーを確認をしているのにもかかわらず、提出拒否に当たるというのがですね、これが正に逆にじゃあ一体何が提出拒否に当たらないのかっていうことになる訳ですよ。

 で、またこれ8月の段階の話が4箇月後の今になってですね、提出拒否に当たるというのもですね、何か正に百条委員会の混迷を物語るような話ですし、またその間に局長は計4回、6時間20分にわたって百条委員会に出てですね、きちんとご説明している訳ですから、その場においても4か月の間に何らかのその部分に関してご疑問があればですね、当然ご質問は行いえた訳ですよね。にもかかわらずですね、今回のその部分に関しては、彼の弁明の機会というものが与えられずですね、当日いきなり採決をされているということは裁判所でもこのようなことはなかろうというふうに思います。

 非常に不可解なことでして、強制力を持つ司法官憲でもですねこのようなことはあり得ないんじゃないかと。やはり逆にこれは重大なプライバシー侵犯の疑義が生まれてきてしまうということじゃないかと思います。

 信濃毎日新聞の今日の社説は、県議会の調査能力が問われていると書かれていますけど、正に県議会の調査能力が問われていることになると思います。

 今日、こういうふうに申し上げたのは、私は今まで感想程度は申し上げましたけど、今日の信濃毎日新聞の社説はこの百条委員会のあり方をもっとこういうことを調査すべきだとか、ここを調査するというのは時間の都合上もいかがかということまでお書きなんで、普通、裁判のあり方に関して、「裁判、ここを調査せい」とか、「ここは違うだろう」っていうのはあんまり裁判に関して言わないと思うんですね。

 ただ百条委員会が裁判と同等のものであると言われながら、このように社説という場で県内を代表する新聞がお書きでらっしゃいますから、私としてもですね、私の感想というよりも客観的な疑問に思う点を、今、この場を借りてですね述べさせていただきました。

 いずれに致しましてもですね、この百条委員会が無駄な時間であった、無駄なお金であった、というふうに県民から言われないものであることを切に願いますし、先ほど言ったように客観的なですね、そもそもこの委員会は今申し上げたメモか公文書かと、また、そのことを私が何らか指示をしたかどうかということから始まった訳で、そしてそれは私からメールをもらって初めて動き出したと、実は彼は御存知のように働きかけであったり、公文書の公開であったり、そうした担当をしていた訳でして、当時市長会や町村会にも公職者の働きかけというのをなぜ行わなくてはいけないのか、働きかけの書類をフォーマットを作るということに関して県の考えを説明にその前から行っていますから、こうしたことを一年担当していた訳ですけれども、これが9日から始まったというふうに彼が述べ、総務委員会が行われ、総務警察委員会が行われ、そこでは解明しきれないということで百条委員会が作られた訳ですが、その一番の始まった根底の部分、又、これは信濃毎日新聞に報じられたことから始まったというふうに多くの人が認識してますし、信濃毎日新聞もそのように認識されていると思いますけども、そこの部分の大元の部分がですね、複数のその他の証言が出てきている訳ですから、ここのところをきちんとやはり百条委員会は解明されるべきだと思いますし、またそのことをきちんと報じられるのが県民の知る権利に応えることであろうというふうに思います。

中略

あと、信濃毎日新聞の方、先程「県議会の調査能力が問われている」、正にそのとおりなんですが、先程申し上げたように信濃毎日新聞は先程の関わる9日の問題に関しては、やはりきちんと信濃毎日新聞としての報道能力、報道義務、調査能力、調査義務ということが問われているんじゃないかなって私は思っております。やはりそこから全ては始まっている訳ですから、そして全てが始まったのは正に信濃毎日新聞の元記者であられた平井草(ペンネーム沖田友宏)さんですか、本名は。も、そのことをネット上でお書きになってらっしゃいます。それに関してやはり県民を代表する明日を開く県民紙としてはですね、きちんと説明をされることが極めて求められてるんじゃないか、と一人の県民としても思います。