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メアリー・ステュアートの足跡を追って
スコットランド
2200km走破

再独立住民投票に沸く議会

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
2018年12月10日公開
独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁


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再独立に燃える議会  スコットランド議会1  スコットランド議会2


出典、翻訳等について

 本稿では、現地調査時に入手した資料、撮影した写真以外に、概要、歴史などでは日本語、英語のWikipediaを、また写真についてはWikimedia Commonsを、さらに地図についてはグーグルマップ、ストリートビューを使用しています。その以外については逐次出典を付けています。さらに、Wikipedia の英文版など外国語版などについては、逐次池田、青山が日本語訳しています。

◆2014年にスコットランド独立の国民投票を実施


復権なったスコットランド議会の入り口
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8

 スコットランド出身のブレアがイギリスの首相となっていたとき、1998年に権限委譲と分権議会の設置を定めたスコットランド法が制定され、1999年、300年ぶりにスコットランド議会が設置された。

 この議会は、外交、防衛、通貨など以外についてスコットランド議会が立法措置をとることを可能としたものであり、もともと独立精神が旺盛なスコットランドにUKが配慮したものとされている。

 スコットランドは、エネルギー自立だけでなく、なんと2014年に英国(イギリス)から独立するための国民投票を行うことになっていた。

 私達は再開なったスコットランド議会で関係者にインタビューした。テレビ局のスタジオを思わせるスコットランド(国会)議事堂だが、独立の機運はいまだかつてなく盛り上がっていることを体感した。

 現在、1999年に再開なったスコットランドの国会には、129人いる(国会)議員の43%が女性議員、そして議員の過半数(53.49%)がすでに独立に賛成となっている(下の2011年選挙結果を参照のこと)。

 2014年には大部分の議員が賛成となる勢いと感じた。


復権なったスコットランド議会にて
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8


復権なったスコットランド議会にて
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10

  
スコットランド国旗             スコットランド紋章


エディンバラの紋章のひとつ。
ライオンが立っているのがスコットランド系紋章の特徴
スコットランド国立博物館所蔵。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8


エディンバラ市の紋章。ユニコーンがあしらわれている.
Source:Wikipedia


現在のスコットランド議会議員 よく見ると女性議員がたくさんいる
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8

 スコットランド議会の全議員紹介


現在のスコットランド議会議員129名の氏名
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8

 下の写真は、2007年8月14日、スコットランドの詳細選択についてはじめて議論を遡上に載せた初代スコットランド首相(First Minister)の Alex Salmond と初代副首相(Deputy First Minister)の Nicola Sturgeon 。

 
Scottish First Minister Alex Salmond and Deputy First Minister Nicola Sturgeon at the launch of the National Conversation, 14 August 2007
Source:English Wikipedia

下のグラフは、2011年に行われたスコットランド独立の重要性を1(独立すべきでない)~10(非常に重要)の10段階でスコットランド国民の意思を示した投票結果です。結果は、1:「独立すべきでない」と10:「非常に重要(独立すべき)」が拮抗しており、賛否ほぼ半ばとなっていることが分かります。


2011年度に行われた国民投票結果、賛否ほぼ拮抗している
出典:BBC

 以下は2014年のスコットランド独立投票を報ずる日本の新聞記事。

スコットランド独立の是非 住民投票で英と合意
     2012年10月16日 朝刊 東京新聞

 【ロンドン=有賀信彦】キャメロン英首相と英北部スコットランド行政府のサモンド首相は十五日、スコットランドの独立の是非を問う住民投票を実施することで合意した。二〇一四年秋に行われる見通し。両者による合意では住民投票の質問は「独立に賛成か反対か」の一問になった。投票権は、十八歳以上に与えられている選挙権より対象を広げ、十六歳以上とした。

 サモンド首相が「行政府の自治権拡大」の是非を二問目として加えることを断念する一方、キャメロン首相は投票権拡大を認め、両者が妥協したという。

 十八世紀初頭までは独立国家だったスコットランドは、ロンドンを中心とする英政府への対抗意識が強い。現行政府を率いるスコットランド民族党(SNP)にとって、独立は長年の悲願だった。一方、英政府は約三百年続く「連合王国」の崩壊につながる恐れがあり、住民投票実施に消極的。両者が互いに自身に有利な投票条件を得ようと調整が続いていた。

スコットランド議会1につづきます    スコットランド総目次へ *


参考データ 2011年スコットランド議会総選挙結果
政党 小選挙区比例代表併用制 合計議席数
小選挙区 比例代表
得票数 得票率 得票
増減率
議席数 議席
増減数
得票数 得票率 得票
増減率
議席数 議席
増減数
合計
議席数
議席
増減数
議席
比率
  スコットランド国民党 902,915 45.39 +12.46 53 +32 876,421 44.04 +13.03 16 -9 69 +23 53.49
  スコットランド労働党 630,461 31.69 -0.45 15 -20 523,559 26.31 -2.85 22 +13 37 -7 26.68
  スコットランド保守党 276,652 13.91 -2.69 3 -3 245,967 12.36 -1.55 12 -2 15 -5 11.63
  スコットランド自由民主党 157,714 7.93 -8.25 2 -9 103,472 5.20 -6.10 3 -3 5 -12 3.88
  スコットランド緑の党 - - - - - 87,060 4.38 +0.33 2 +1 2 +1 1.55
  無所属 12,357 0.62 -0.62 0 ±0 22,306 1.12 +0.08 1 ±0 1 ±0 0.78
  スコットランド高齢者団結党 1,618 0.08 ±0.00 0 ±0 33,253 1.67 -0.23 0 ±0 0 ±0 0.00
  イギリス独立党 2,508 0.13 +0.13 0 ±0 18,138 0.91 +0.51 0 ±0 0 ±0 0.00
  社会主義労働党 - - - - - 16,847 0.85 +0.15 0 ±0 0 ±0 0.00
  スコットランドキリスト教徒党 1,193 0.06 -0.17 0 ±0 16,466 0.83 -0.47 0 ±0 0 ±0 0.00
  イギリス国民党 - - - - - 15,580 0.78 -0.47 0 ±0 0 ±0 0.00
  スコットランド社会主義党 - - - - - 8,272 0.42 -0.21 0 ±0 0 ±0 0.00
  リスペクト - - - - - 6,972 0.35 +0.35 0 ±0 0 ±0 0.00
  スコットランド連合党 - - - - - 3,002 0.15 -0.06 0 ±0 0 ±0 0.00
  銀行員賞与禁止運動 - - - - - 2,968 0.15 +0.15 0 ±0 0 ±0 0.00
  連帯 - - - - - 2,837 0.14 -1.38 0 ±0 0 ±0 0.00
  自由党 436 0.02 +0.02 0 ±0 2,393 0.12 +0.12 0 ±0 0 ±0 0.00
  イギリス海賊党 - - - - - 1,431 0.07 +0.07 0 ±0 0 ±0 0.00
  キリスト教徒の同盟党 - - - - - 1,191 0.06 -0.66 0 ±0 0 ±0 0.00
  イギリス国民戦線 1,515 0.08 +0.08 0 ±0 640 0.03 +0.03 0 ±0 0 ±0 0.00
  スコットランド祖国党 - - - - - 620 0.03 +0.03 0 ±0 0 ±0 0.00
  アンガス独立代表 1,321 0.07 +0.07 0 ±0 471 0.02 +0.02 0 ±0 0 ±0 0.00
  土地党 276 0.01 +0.01 0 ±0 - - - - - 0 ±0 0.00
  英国共産党 256 0.01 +0.01 0 ±0 - - - - - 0 ±0 0.00
  合計 1,989,222 100.00 - 73   1,991,051 100.00 56   129   100.0