 メアリー・ステュアートの足跡を追ってスコットランド２２００ｋｍ走破 聖マーガレット教会堂 St Margaret's Chapel 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 2018年12月10日公開予定 独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁 |
| スコットランド総目次へ＊ エディンバラ城に入る 外部防御 ポートカリス門とアーガイル塔 ハーフムーンバッテリー 王冠広場と王宮 グレートホール 戦争記念館 聖マーガレット教会堂 アン王女の建物 国立戦争博物館 以下はスコットランド・エディンバラ城内にある聖マーガレット教会堂 (St. Margaret's Chapel) です。 ◆聖マーガレット教会堂(St Margaret's Chapel)  撮影：青山貞一 Nikon Coolpix S8 聖マーガレット教会堂 (St. Margaret's Chapel) は、スコットランド・エディンバラ城内で最も古い建物です。典型的なノルマン建築となっています。  聖マーガレット教会堂 (St. Margaret's Chapel) Source:Wikimedlia Commons CC BY-SA 2.0, Link  聖マーガレット教会堂 (St. Margaret's Chapel) 撮影：青山貞一 Nikon Coolpix S8  聖マーガレット教会堂 (St. Margaret's Chapel) のステンドガラス 撮影：青山貞一 Nikon Coolpix S8 解説 スコットランド王妃聖マーガレットによってこの小さな教会堂が寄進されたと言われてきましたが、最近の調査により、マーガレットの四男で1124年に即位したデイヴィッド1世が12世紀に建て始めたことがわかりました。 大きさのさまざまな石で組まれた小さな建物は、スコットランドやアイルランドのケルトの影響を受けた教会堂にいくつかの点で似かよっています。長方形の建物は内部の高さが3メートル、入り口の扉は4.87メートル、典型的なノルマン風の内陣が1.52メートルの広さで山型の鋳造に飾られています。 北側の壁は塗り替えられていて、三方の外壁は創建時からのもので61センチの厚さです。5つの丸窓と入り口扉上の丸いアーチは、ノルマン様式そのものです。 1314年3月14日の晩、エディンバラ城は、ロバート1世と利害が一致した初代マリ伯トーマス・ランドルフによって攻略されました。彼はこの小さな教会堂を除き、城内の全ての建物を破壊し尽くしました。 1329年に死の床で、ロバート1世はマーガレット王妃の物語を話し、40ポンドを用いて教会堂の改修をするよう法を発令しました。のち何年もの間、建物は城内の王室教会堂として知られています。  聖マーガレット教会堂内部 Source:Wikimedlia Commons CC BY-SA 2.0, Link  St. Margaret's Chapel, Edinburgh Castle. The chapel was built by David I around 1130 and is the oldest building in Edinburgh. Margaret was born into the English Royal Family around 1045. After the Norman invasion of 1066 she fled to the court of Malcolm III of Scotland 聖マーガレット教会。この礼拝堂はデヴィッド1世によって1130年頃に建設去れ たエディンバラで最も古い建物です。マーガレットは1045年頃にイギリス王室に 生まれました。ノルマン遠征1066年に Source：Wikimedia Commons By Alan Findlay, CC BY-SA 2.0, Link 教会堂はプロテスタントの宗教改革時に破壊されました。 16世紀には火薬を売る店として使われました。19世紀、サー・ダニエル・ウィルソンは、1853年にヴィクトリア女王の支援を受け、自身が監督する修復事業でこの建物を世間に知らしめました。 1929年に教会堂は以前のように使用できるまでになり、1934年3月16日に修復され奉納されました。 セント・マーガレット教会堂協会（The St. Margaret's Chapel Guild）が、イギリス王女マーガレットの後援のもと、レディー・ラッセルの指揮で1942年に始まりました。 1993年は聖マーガレット没後900年で、ヒストリック・スコットランド（文化財保護団体）が教会堂に新しい祭壇布や10席のベンチ、慈善箱などを新しく設置しました。教会堂協会のメンバーによって、観光客や信者を迎えるべく常に鮮やかな花々が飾られています。 聖マーガレット教会堂は12月25日・26日、1月1日・2日をのぞいて、年中見学できます。 「アン王女の建物」につづきます スコットランド総目次へ＊ |