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メアリー・ステュアートの足跡を追って
スコットランド
2200km走破


バルハウジー城
Balhousie Castle

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
2018年8月公開予定
独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁

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バルハウジー城   スクーン(スコーン)城   スクーン(スコーン)の石

◆出典、翻訳等について

 本稿では、現地調査時に入手した資料、撮影した写真以外に、概要、歴史などでは日本語、英語のWikipediaを、また写真についてはWikimedia Commonsを、さらに地図についてはグーグルマップ、ストリートビューを使用しています。その以外については逐次出典を付けています。さらに、Wikipedia の英文版など外国語版などについては、逐次池田、青山が日本語訳しています。


◆バルハウジー城


 スクーン城の南西にバルハウジー城があります。


バルバウジー城の位置
出典:グーグルマップ


バルハウジー城
Source:Wikimedia Commons
Public Domain, Link

 スコットランドのパース(中世の町の北、数百メートルのヘイ・ストリート)にあるバルハウジー城は、17世紀に建てられました。


バルハウジー城 The castle's turrets 城の櫓
Source:Wikimedia Commons
Paul McIlroy, CC 表示-継承 2.0, リンクによる

 バルハウジー城は1631年に建てられましたが、その起源はさらに300年ほどさかのぼると考えられています。

 城はもともとKinnoull伯爵の邸宅として使われてきましたが、パース北部のインチのまちを見下ろすテラスからは、壁内部に建つ付属の建物や果樹園などを見渡すことが出来ました。

 19世紀初めに城はは見捨てられて劣化していましたが、その後、1862年から1864年の間に建築家デイヴィッド・スマートによって城は復元され(実際には事実上再建)、貴族様式で大々的に改装されました。 東側の元々の瓦礫の壁の部分を除いて、ほとんど当初の城の特徴は残されていません。



城の玄関のクローズアップ
Source:https://military.wikia.org/wiki/Balhousie_Castle

 ブラック・ウォッチ(イギリス陸軍)連隊評議会が、2009年1月にバルハウス城を購入し、城は連隊本部と連隊博物館となりました。

 博物館では1739年から現在までの連隊の歴史を展示しています。2009年9月にブラック・ウォッチ・ヘリテージ・アピール(資金調達のための一種の募金団体)を発足させたことにより、ブラック・ウォッチ博物館とブラック・ウオッチに関する公文書・記録を保管するため、バルハウス城を開発し恒久的な建物をたてるために連隊が320万ポンド以上の資金を調達できるようになりました。


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