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会津若松日帰り訪問記

鶴ヶ城・会津武家屋敷

鷹取敦

掲載月日:2015年5月9日
 独立系メディア E−wave
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■鶴ヶ城

 大内宿で、昼食に山菜そばをいただき、鶴ヶ城に向かいました。反対車線(大内宿に向かう方向)は大渋滞でしたが、ほとんど渋滞には合わず、13時すぎに、鶴ヶ城の駐車場として使われている会津陸上競技場(昭和25年建設)に到着しました。

 鶴ヶ城(若松城・黒川城・会津城とも呼ばれる)は、戊辰戦争の激戦で知られています。開城時間は8:30〜17:00です。昭和40年に再建された天守閣や、国指定名勝の庭園「御薬園」、県指定重要文化財である茶室「麟閣」、松平家の廟所、県立博物館等があります。また期間限定のキャンペーンとして、450年前に蒲生氏郷公が開いた自由市「十楽」を再現した屋台が並んでいます。

◆会津・鶴ヶ城
http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html


鶴ヶ城・石垣
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 天守閣の見学コースは長蛇の列です。今回は時間が限られているので、天守閣はあきらめて、茶室「麟閣」に行くことにしました。


鶴ヶ城・天守閣
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 450年前の自由市「十楽」のイメージの屋台が建ち並ぶ一角です。鎧を着た武士の姿の人が観光客の間を歩いていました。


鶴ヶ城・自由市「十楽」
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V


鶴ヶ城・休憩する「武者」
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 内堀の内側の土塁の上をめぐり、茶室「麟閣」に向かいました。麟閣の周りの石垣はは城内で最も美しい石積みということです。(「茶壺櫓」の説明板による)桜の季節は過ぎてしまいましたが、茶室の周りの桜の足下には、照明が設置されています。桜の季節には美しくライトアップされるようです。

 麟閣は秀吉の怒りに触れた千利休の子 少庵を蒲生氏郷が会津にかくまった際に、少庵が氏郷のために作ったと言われているそうです。戊辰戦争の後に城下に移築され、平成2年に建造当初の地に移築・復元されています。(現地の説明板より)


茶室「麟閣」
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 観覧料 大人200円で、園内を見学できます。


鎖の間(蒲鶴亭)
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V


茶室「麟閣」
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V


茶室「麟閣」の庭園と鶴ヶ城天守閣
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 ソメイヨシノの季節は過ぎてしまいましたが、場内では藤や八重桜等の花が見られました。


鶴ヶ城・藤の花
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V


鶴ヶ城・八重桜
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

■会津武家屋敷

 福島城の県立博物館の前にある、新島八重像の前を通って駐車場に戻り、「会津武家屋敷」に向かいました。

 「会津武家屋敷」には、会津藩家老の西郷家(西郷頼母など)の家老屋敷、徳川幕府直参の旗本の旧中畑陣屋(矢吹町から移築復元)、茶室「嶺南庵麟閣」(麟閣の遺溝の流れを汲んで再現された)、白河藩の精米所(移築復元)等があります。

◆会津武家屋敷
http://bukeyashiki.com/


会津武家屋敷・西郷家家老屋敷
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V


会津武家屋敷・家老屋敷庭園
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 家老屋敷は、すべての部屋で人形や家具等により当時の様子が再現されていました。


会津武家屋敷・家老屋敷内
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V


会津武家屋敷・家老屋敷庭園
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 白河藩の小峰城から移築された精米所です。中央に水車があり、米こそありませんでしたが、実際に水によって歯車がまわり稼働していました。水車の手前にビニールシートがかけられているので、水車以外の部分を保護するためと思われます。


会津武家屋敷・白河藩精米所
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 家老屋敷の後、中畑陣屋、茶室を見学しました。茶室は戊辰戦争の際に戦火を逃れ移築された際の「麟閣」を再現した「嶺南庵麟閣」です。


会津武家屋敷・茶室「嶺南庵麟閣」
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

つづく