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会津若松日帰り訪問記

飯盛山

鷹取敦

掲載月日:2015年5月9日
 独立系メディア E−wave
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■飯盛山

 会津武家屋敷を出た時点で15時です。飯盛山の次に行く日新館を17時に出るためにはあと2時間で回る必要があります。武家屋敷から飯盛山は近く、飯盛山の下にある駐車場まで車で10分もかかりません。

 飯盛山は、戊辰戦争の時に、16、17歳の少年達の部隊である「白虎隊」のうち士中二番隊が戸ノ口原の戦いにおいて敗走し撤退する際に逃れた場所で、鶴ヶ城周辺の武家屋敷が燃え落ちるの見て自刃した地です。(現地の案内板およびWikipediaより)

 飯盛山は階段でも登れますが、エスカレータ(動く階段)ならぬ動く歩道であるスロープコンベアが2台連なっており、250円で頂上付近まで登ることができます。

◆飯盛山スロープコンベア
http://www.aizukanko.com/spot/535/

 歩くのは苦にならないので、いつもなら階段を登るのですが、今回は時間が限られているので、スロープコンベアで登ることにしました。


飯盛山・スロープコンベア
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 頂上の広場に面して、白虎隊士の墓、会津藩殉難烈婦の碑、少年武士慰霊碑、松平容保公弔歌の碑、ローマ市寄贈の碑をはじめとし碑等が囲んでいます。

◆白虎隊十九士の墓
http://www.aizukanko.com/spot/137/


白虎隊士の墓
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V


飯盛山・広場の様子
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 広場を出て右手に向かうと白虎隊士の自刃の地があります。一般の方の墓地の中にあり、墓地には立ち入れないようになっています。


飯盛山・白虎隊自刃の地に向かう
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 自刃の地には鶴ヶ城の方向を臨む白虎隊士の像や、白虎隊殉難士各霊塔などがあり、鶴ヶ城の方向に見晴らしのいい斜面となっています。


飯盛山・鶴ヶ城の方向を臨む白虎隊士の像
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 ズームで撮影したので写真中央に鶴ヶ城の天守閣がはっきりと見えます。当日は晴天で空気も澄んでいたので、肉眼でも目をこらすとかろうじて天守閣が見えました。


飯盛山から臨む鶴ヶ城
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 広場から階段の方に戻り、右手に行くと、白虎隊十九士霊像がありその先に、「さざえ堂」があります。さざえ堂は世界唯一の江戸中期の木造建築の仏堂で、登りは右回り、降りは左回りのスロープになっている不思議な作りとなっています。(現地の案内板より)

◆さざえ堂(国指定重要文化財)
http://www.aizukanko.com/spot/138/

 日新館に向かう時間のため、残念ながら外観を見るだけにとどめました。


さざえ堂
撮影:鷹取敦 Sony DSC-HX50V

 階段で飯盛山を降りました。ふもとには「白虎隊伝承史学館(会津戦争資料館)」があります。15:45頃に飯盛山の駐車場を出発し、日新館に向かいました。

つづく