廃棄物焼却施設環境影響調査


	廃棄物焼却施設環境影響調査 Detail Environmental Impact Assessment on Incinerator　Site 株式会社　環境総合研究所（東京都品川区）

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地形・建築物・構造物を考慮した
廃棄物焼却施設から周辺への
環境影響の予測・評価
～３次元流体モデルによる周辺環境への移流・拡散の予測・評価～

【調査の目的】

、環境アセスメントのマニュアルや「廃棄物処理施設生活環境影響調査指針」によれば、大気汚染の予測には原則として正規プルーム式（有風時）、パフ式（弱風・無風時）を用いることとされている。　この正規プルーム式用いられている拡散パラメータ（大気汚染の拡散度合いを表す式）は、地面粗度が３ｃｍの地域における拡散実験データに基づくものであり、地形に起伏があったり、ビルなどの建築物、構造物がある地域では拡散の状況は大きく異なる。　すなわち、焼却施設の立地域及びその周辺の地形が複雑であったり、建築物、構造物、森林などがある場合には、本来、正規プルーム式は使えない（つかってはならない）はずである。　参考　３次元流体解析
【調査の方法：～地形・建築物・構造物を考慮した大気拡散～】
焼却施設の立地域及びその周辺の地形が複雑であったり、建築物、構造物、森林などがある場合には、１/３００～１/５００の地形、建造物の模型を作り、風洞実験を行うか、３次元の流体モデルを用いたコンピュータシミュレーションを行うべきである。　右図の上は、通常の正規プルームによる煙突からの大気拡散シミュレーションである。　右図の下は、２次元の流体モデルを用いた地形及び建築物を考慮したシミュレーションである。　日本のアセスにおけるシミュレーションは、９９％以上が上図となっている。上図では、煙が地表にほとんど落ちず、予測値は非現実的に低いものとなる。

【地形の影響例】右図では、一番上が通常の正規プルームによる煙突からの大気拡散シミュレーションである。　他方、真ん中の図と下図は、煙突の立地している地点の周辺を掘削している。図より明らかなように、掘削の深さと面積が大きくなるにつれ、大気汚染は地表をはうように流れることが分る。【建築物の影響例】　下図は低層の建物や中層の建物が存在する場合の例です（左上がなにもない場合＝プルーム式とほぼ同じ拡散状況））。団地や住宅街のように建物が平行に立ち並んでいる場合等を想定している。　上図のような大きな起伏が存在しない場合でも、建物の存在が大気の拡散に大きく影響することが分かる。
中層・低層建物の影響予測の例

　地形の起伏、建築物、構造物は日本各地どこにでもあり、決して珍しいものではない。むしろ何もない平坦な地形である方が稀である。　ダイオキシン類のような毒性の高い有害物質を排出する廃棄物焼却炉の影響予測を行う場合には、以上のように地形や建物を考慮することが必須である。

　【提案】

　環境総合研究所では、最新鋭の大気拡散技術により、２次元、３次元を問わず、地形が複雑な地域、また建築物、構造物が集積する地域における焼却炉からの排ガス濃度を高精度に予測、評価します。すでに多くの実績があります。ご利用下さい。

環境アセス・生活環境影響調査に対する追加調査の提案

　環境総合研究所では、生活環境影響調査に対し以下の各調査の追加を提案します。

○地形・建築物・構造物を考慮した２次元、３次元大気汚染シミュレーション

　境界条件の設定の難度、気象、地形、建築物データの入手可能性により調査費用は異なります。
ご相談ください。

○土壌汚染・地下水汚染の現況調査、事後調査

　土壌・地下水汚染については、技術・業務提携先の化学物質分析機関による精度が高く、適正費用の測定分析が可能です。土壌、地下水の現況調査の概要を以下に示します。

土壌、底質、地下水、排水、環境水

ダイオキシン類

コプラナーＰＣＢ類

全ＰＣＢ

揮発性有害化学物質

半揮発性有害化学物質

農薬

重金属類シアン、砒素、六価クロム、カドミウム、クロム、鉛、水銀等

参考　　ダイオキシン・有害化学物質分析サービス

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