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CSTOはカザフの「色彩革命」を許さない

プーチン警告;
CSTO Will Not Allow 'Colour Revolutions' in Region,
Putin Warns:
スプートニク(Sputnik)
 2022年01月10日

翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年1月11日
 

Photo: スプートニク(Sputnik)

 カザフスタンでは先週、ガス料金の値上げに反対する平和的な抗議活動が、暴力的な暴動とテロ行為に発展する事態となった。

 カザフ政府は1月19日まで非常事態を宣言し、テロ対策作戦を開始し、インフラ警備のために集団安全保障条約機構(CSTO)に支援を要請した。

 CSTOの首脳は月曜日にビデオ会議を開き、カザフスタンの現在の混乱について話し合う予定である。

 ※注)集団安全保障条約 CSTO(英:Collective Security Treat=
   略称CSTO)は、1992年5月15日に旧ソ連の構成共和国6カ国
   が調印した集団安全保障及び集団的自衛権の条約。3カ国の
   新規加盟、3カ国の条約延長拒否を経て、2022年時点、ロシア
   連邦、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、タジキ
   スタンの6カ国が加盟している。同条約は、計11条の条文から
   成り、加盟国の軍事分野における協力について規定している。
   2004年には、集団安全保障条約機構に発展した。

 カザフスタンのカシムジョマート・トカエフ大統領が提案したこのサミットでは、ロシア、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、タジキスタンの指導者が、激しい暴動の後のカザフスタンの状況を正常化する方法を話し合う予定である。

 クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官はスプートニクに、月曜日に行われたCSTO安全保障理事会の臨時会合後、加盟国はいかなる文書も採択する予定はないと語った。

 地元テレビ局ハバール24によると、カザフスタンの首都アルマトイではテロ対策作戦が続いているが、状況は安定しつつある。

 この日、アルマトイでは作戦が新たな段階に入り、法執行機関がアルマトイを行き来するすべてのルートを完全に掌握した後、武装勢力の逃亡を阻止するためにカザフ軍が13カ所すべての検問所に配備された。

 一方、政府の要請によりカザフスタンのいくつかの地域に派遣された集団安全保障条約機構(CSTO)の平和維持部隊は、同国の重要インフラを警護している。

 CSTOの平和維持隊は、状況が安定するまで同国に留まる見込みである。

 カザフスタンでは、大規模な略奪、放火、警察官の殺害、少なくとも1件の警察官の斬首が確認された騒乱に関連して、5,000人以上が拘束された。被害総額は2億ドル以上にのぼる。