プーチン・バイデン首脳会談で中国とロシアの関係 を分断しようとする試みは「無意味で滑稽」 青山貞一冒頭コメント 2021年6月16 |
まなさま 青山貞一・池田こみちです. 独立系メディア E-wave Tokyoの6月17日の記事です。 明日、スイスのジュネーブでプーチンとバイデンの初会談が開催されます。 プーチンは事前インタビューでロシアは隣国を大切にすると公言しています。世界一広い国土を持つロシアは、北朝鮮、中国、モンゴル、それより西はかつてソ連邦だった国と接しています。現在を見れば、中国、ベラルーシュ、ウクライナのドンパスなど東部など確かに隣国を大切にしています。 とりわけ中国とは、長い歴史の中で盟友関係を築いていおり、冷戦以降は米国からの理不尽な、そして濡れ衣的ないいがかりにより多数の制裁と経済駅被害を受けていると言う意味でも、ロシアと中国は隣国であるとともに、米国からの被害者同盟国家でもあります。 両国は世界史的に社会主義や共産主義で再構築したと言う意味で、固い絆で結ばれています。とくにここ20年をとってみても、両国はBRICSの中心メンバーであり、ここ5年、世界の多極化が進行するなかで、米国の覇権とガリバー的な一極極中は、経済、通貨、防衛軍事などさまざまな分野で終わりつつあり、まさに露中は多極化の大きな流れのひとつとなっています。 出典:素山貞一 政策学校一新塾講義スライド いくらバイデンがロシアと中国の関係に楔(くさび)を打ち込もうと画策しても無理です。 経済成長を見ても過去2018/1997年比で、中国が約16倍、ロシアが4倍なのに対し米英独などげ平均して2倍、さらにその後も中国は破竹の勢いです。ちなみに日本は1倍、20年近くで成長がゼロです。 出典:三橋TV バイデンにすれば、何とかしてロシアと中国を分断させるべく、いろいろちょっかいを出すでしょうが、上述のように、ロシアと中国は歴史的に見て欧米、とくに米国からの最大の被害者であり、そうおいそれと分断などできるはずがありません。 記事では最後に、アメリカは民主党と共和党の間だけでなく、民主党内でも分裂していることが誰にでもわかる。このような不確実性のある国に誰がぴったり着いていくのだろう?と暗に無批判に国民そっちのけで米国盲従している日本政府を揶揄しています(嗤)。 ロシアや中国は、いうまでもなく日本の隣国ですが、明治維新以来日本は脱亜入欧で、一国だけ欧米白人国家のなかに入り、さらに中国には度重なる侵攻、侵略をしてきました。WW2での中国の死亡者は一般市民だけ2千万人に及びます。 韓国との関係を見ても、これほど隣国を大切にしない国=日本)はありません。その意味で、日本はプーチンが言う隣国を大切にしてこなかった点で最右翼でしょう。その日本の安部総理は20回以上プーチン氏と北方領土を念頭に会合しましたが、やはり格が違い完全に足元を見られていたと言えます。 いずれにせよ、世界的な政治家プーチンに、米国ががあらゆる場面で太刀打ちできるはずはないでしょう。 ◆隣国を大切にする政治家プーチン、「露中の分断 策動」など無意味、笑止千万 ①ジュネーブでのプーチン・バイデン首脳会談を前に、 モスクワと北京が緊密な関係を再確認中国とロシア の関係を分断しようとする試みは「無意味で滑稽」: 専門家 環球時報 ②Moscow, Beijing reaffirm close ties before Putin-Biden summit in Geneva Attempts to split China-Russia relations ‘useless, hilarious’: expert Global Times |