エントランスへはここをクリック   

ロシア:ドイツでの「RT DE」禁止措置
への対応策を発表

Russia publishes response to RT DE ban in Germany
  RT 2022年2月3日

ドイツ語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年2月4日
 

ロシア、ドイツでのRT DE禁止措置への対応を発表
モスクワのRT DEスタジオ。© Facebook / RT DE


 ベルリンのRT DE禁止措置に対し、モスクワはドイツ国営放送Deutsche Welleのロシアでの運営を停止するなどの措置を講じる。

 ドイツ公共放送ドイチェ・ヴェレ(DW)のロシアニュースオフィスが、RT DEに対するベルリンの「非友好的行動」に対する対応措置の「第一ラウンド」の一環として閉鎖されることになったと、ロシア外務省が木曜日に声明で発表した。

 このドイツ国営の国際ニュースサービスは、衛星放送やその他の手段によるロシア国内での放送も禁止されると、同声明は付け加えている。外務省によると、DWのロシア事務所の全スタッフは記者資格を剥奪されるという。

 ロシア当局はまた、DWをロシアの「外国代理人」法に基づく「外国代理人として活動するメディア」であると認定する手続きを開始した。

 モスクワはまた、ドイツでのRT DE放送をブロックし、モスクワを拠点とする放送局に圧力をかけることに関連するドイツの国家および公的機関のリストを作成していると述べた。外務省は、このリストに掲載された団体の代表者はロシア領域への入国を禁じられると述べ、その後の相互措置に関する情報を「適宜」発表すると付け加えた。


 DW放送のロシアニュースオフィスは、モスクワの動きについてコメントしておらず、ドイツの本社に情報を伝えると付け加えている。

 この動きは、ドイツのメディア規制当局のトップが、地方当局の側に立ち、現地で発行されたライセンスがないことを理由に、ドイツでのRT DE放送の禁止を支持した翌日に起こったものである。

 RT DEは以前、セルビアで有効な汎欧州ライセンスを取得していたが、ドイツの規制当局はそのライセンスを無効とした。RT DEは今後、4週間以内にこの判決を不服として裁判所に訴えることができる。