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ロシア、ウクライナにある米国出資の
バイオラボについて新たな主張を展開
米国はウクライナを国防総省に関連する
生物学的研究所のネットワークで
「覆った」とロシア国防省が発表
Russia makes new claims on US-financed biolabs in Ukraine
The US has “covered” Ukraine with a network of
biolaboratories linked to the Pentagon,
the Russian Defense Ministry says

RT Russia-Ukraina-War#137
Mar 07, 2022

    翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問)
      独立系メディア E-wave Tokyo 2022年3月8日


ロシア、ウクライナにある米国出資のバイオラボについて新たな主張を展開  ファイル写真 2022年2月23日、ロシアのモスクワで演説するロシア放射線・化学・生物防衛軍司令官イーゴリ・キリロフ中将。© Sputnik / Aleksey Kudenko

本文

 ウクライナ当局は、米国防総省とつながりのある研究所で研究された病原体を緊急に破壊していると、ロシア軍が月曜日に主張し、こうした活動がこれらの研究の軍事的目的をほのめかしていると付け加えた。

 ロシア放射線・化学・生物防衛軍司令官イーゴリ・キリロフ中将は、ウクライ
ナに30もの生物研究所が設立され、米軍と活発に協力していると、月曜日に記者会見で語った。

 これらの研究所のパートナーには、米国防脅威削減局(DTRA)や、米軍が管理する最大の生物医学研究施設であるウォルター・リード陸軍研究所(WRAIR)が含まれていると、同将軍は付け加えた。

 これらの研究所の多くは、2014年のウクライナのクーデター以降に活動し、同国における彼らの出現は、ドイツはしか、ジフテリア、結核など、この地域における感染症の急増と一致していると、ロシア軍は述べている。

 ロシア軍が2月24日にウクライナで軍事作戦を開始した後、これらの研究所は高病原性細菌とウイルス剤を含む、彼らが研究していた材料を急いで破壊し始めたとキリロフは述べており、モスクワがそのプロセスに関連する文書を入手したと付け加えている。

 この文書を分析したところ、研究所では炭疽菌やペストなどの危険な感染症に取り組んでいたことが判明した。「ウクライナ西部の都市リヴォフにある研究所では、ペスト、沼地熱、マルタ熱などを引き起こす病原体の入った320個ものコンテナを破壊していたという。

 「これらのコレクションがロシアの専門家の手に渡れば、ウクライナと米国が
生物兵器禁止条約に違反していたことを証明する可能性が高い」とキリロフ氏は言い、「これが、これらの材料の早急な破壊を説明できる唯一の理由である」と付け加えた。

 同将軍はまた、軍事生物プログラムを継続するために必要なすべての生物材料がすでに米国に輸送されたことに懸念を表明している。

 キエフは生物兵器の開発を否定しており、ワシントンもこれまでのところロシア軍の声明についてコメントしていない。

 モスクワは、かなり以前から、旧ソ連諸国にある米国出資の生物学研究所の活動に対して警鐘を鳴らしてきた。以前には、グルジアにあるルガール研究所(米国が出資している研究所)を、危険な実験が行われている場所として指摘したこともある。

 米国防総省(ペンタゴン)は当時、こうした非難を「ロシアの偽情報キャンペーン」だと一蹴している。