イズベスチヤ紙 ロシアの決済システムの利用を停止する国が増加 ベトナムとカザフスタンの銀行が、米国の制裁の脅威 を受け、ミールカードのサービスを停止したと報じられる More countries halt use of Russian payment system – Izvestia Banks in Vietnam and Kazakhstan have reportedly stopped servicing Mir cards after US sanctions threat RT War in Ukraine- #1501 21 September 2022 翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授) 独立系メディア E-wave Tokyo 2022年9月22日 |
ベトナムとカザフスタンの銀行が、米国の制裁の脅威を受け、ミールカードのサービスを停止したと報じられています。ロシアの決済システムの利用を停止する国が増加 - イズベスチヤ紙© AFP / Manan VATSYAYANA 本文 カザフスタンとベトナムの金融機関がロシアの決済カード「ミール(Mir)」の取り扱いを停止したと、イズベスチヤ日刊紙が水曜に報じた。 この情報は、ベトナムのBIDV銀行のコールセンターが確認したもので、VISA、Mastercard、Western Union、JCB、UnionPayカードのサービスを継続しているが、「ミール(Mir)」決済システムはそのリストに含まれていないという。 この報道によると、カザフスタン最大の銀行であるHalyk銀行も、同社の端末やATMでの「ミール(Mir)」カードによる取引を停止している。 しかし、同銀行はインタファクスに対し、春にATMネットワークでのMirのサービスを停止しており、それ以降、新たな制限を導入していないと説明している。「ミール(Mir)」カードは、同銀行がサービスを提供するPOS端末での支払いに利用できる、と同銀行は明記している。 今週、トルコの複数の銀行が、ロシアの銀行カードの取り扱いを停止することを決定したと発表した。 これは、ワシントンからの警告で、金融機関が米国の刑罰を回避するためにモスクワを支援した場合、二次的制裁のリスクがあるためである。 先週、米国財務省外国資産管理局(OFAC)は、ロシア国外の機関が同国の決済システムを利用する場合、制裁を科す用意があると発表した。 「ミール(Mir)」は、2014年にモスクワに第1次制裁が課せられた後、VisaとMastercardに代わる国内の決済手段としてロシア中央銀行が開発したものである。 新しい決済システムの導入以来、ロシアの銀行は1億2900万枚以上の「ミール(Mir)」カードを発行している。トルコ、ベトナム、アルメニア、韓国、ウズベキスタン、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、南オセチア、アブハジアで利用されている。 |