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オンブズマン・リボバ・ベロバの支援で
ロシアの子供達38人がシリアから帰国

Из Сирии вернулись 38 российских детей пр
и содействии омбудсмена Львовой-Беловой

Izvestia War in Ukraine #1751 20 Oct 2022

ロシア語翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年10月21日

シリア ロシア 子供たち オンブズマン
写真:RIA Novosti/Mikhail Voskresensky 2022年10月21日 06:18


本文

 10月19日から20日にかけてシリア共和国を実務訪問していたロシア大統領府子どもの権利担当委員マリア・ルボヴァ=ベローヴァの支援により、ロシアの子どもたち合計38人がシリアから帰国した。同庁のプレスサービスが10月21日(金)に発表したも。

 「10月21日夜、ロシアの子供たちを乗せたロシア空軍機が、モスクワ近郊のチカロフスキー飛行場に到着した。4歳から14歳までの38人(うち女子15人、男子23人)が帰国した」と声明を発表した。

 飛行場から連邦政府の医療センターに運ばれた子どもたちは、精密検査を受けた後、親族に引き渡されることになっている。なお、必要な書類の作成は同機関の専門家が支援し、地域の子どもオンブズマンが子どもやその家族をサポートするとしている。

 シリアでは、ザウフラターなどシリアの難民キャンプや避難所に滞在するロシアの子どもたちの連れ去りについて、リヴォーバ・ベローバが一連の作業会議と交渉を行った。身分が証明され、家族の絆が確認された136人のロシア人の子どもたちの書類を作成した。

 ロシアのプーチン大統領の指示により、戦争紛争地域からロシアの子どもたちを帰還させる作業が2018年に始まった。その後、382人の子どもたちがシリアとイラクから送還され(イラクから124人、シリアから258人)、全員が親族のもとに滞在し、ロシアの20以上の地域で生活している。

 現在、子どもオンブズマン事務所には、シリアやイラクに行き着いた孫や甥、子どもたちと引き離された親族からの申請が1,000件以上増えているそうだ。

 これに先立ち、15日にはシリアからロシアの子どもたち10人を乗せた飛行機がモスクワ地方のチカロフスキー飛行場に着陸している。

 医師、心理学者、子どもオンブズマン代表が子どもたちに同行してフライトを楽しんだ。これに先立つ2月24日には、シリアのキャンプやダマスカスの孤児院から引き取った14人のロシア人の子どもたちを乗せた飛行機が帰国した。