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英紙;リズ・トラス、
英前首相の携帯電話、
「ロシア人にハッキング」
Liz Truss’ phone ‘hacked by Russians’ – media
The culprits reportedly obtained a year’s worth of “sensitive” messages

RT/Sputnik War in Ukraine #1815 30 Oct 2022

翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年10月30

リズ・トラス氏の携帯電話、「ロシア人にハッキングされた」-メディア
ファイル・フォト © Daniel Leal / Pool via AP


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 メール・オン・サンデー紙によると、犯人は1年分の「機密」メッセージを入手したと報じられている。

 メール・オン・サンデー紙は、トラス外相(当時)が党首選を戦っていた夏にセキュリティ侵害が発覚し、ボリス・ジョンソン元首相が問題の機密性からメディアの完全排除を命じたと報じている。

 同紙によると、ハッカーが入手したメッセージには、トラス氏の「ウクライナ戦争に関する国際的な上級外相との非常に機密性の高い議論(武器輸送に関する詳細な議論を含む)」が含まれていたと報じられている。

 ハッキングの詳細はまだ不明だが、犯人は最大1年分の録音をダウンロードしたとみられ、その中にはトラスと彼女の政敵であるクワシー・クワルテングがジョンソンを批判したプライベートな会話も含まれていたという。

 報告書は、「ウラジーミル・プーチンのロシアで働いていると推定される」 外国の国家関係者の責任を指摘しているが、同紙が引用したサイバー専門家は、「中国、北朝鮮、イランなどの他の通常の容疑者は外務省が通信しているかを知ることに大きな関心を持っている」.も挙げている。

 この事件が潜在的な脅迫の懸念を引き起こしたにもかかわらず、ニュースブラックアウトが命じられたのは、「外務大臣の携帯電話がこんなに簡単に恥ずかしい個人メッセージを略奪されるのでは、諜報機関にとってあまりいい印象ではない」と、メール紙はある関係者の言葉を引用している。

 政府の報道官は、「個人のセキュリティ対策」についてのコメントを拒否し、英国政府には 「サイバー脅威から保護するための強固なシステム」があると主張した。

 英国の野党はすでに、この疑惑について緊急の独立調査を要求している。

 労働党のイヴェット・クーパー内務大臣は、「なぜ、どのようにこの情報が今漏れているのか、あるいは公開されているのか、安全保障上の重大な疑問がある」と述べ、これも緊急に調査しなければならない、と語った。

 一方、自由民主党のレイラ・モラン外交部長は、「もし、この情報がリズ・トラスの指導者候補を守るために公開されなかったことが判明したら、それは許しがたいことだ」と述べた。

 トラス氏はその後、ジョンソン氏に代わってトーリー党首となり、9月6日に首相に就任したが、45日後に辞任し、英国史上最も短命の首相となった。


◆英元首相の携帯がハッキング、ウクライナへの
  兵器供与に関する機密情報が流出=英紙
 Sputnik日本語版
   2022年10月30日, 10:45


トラス元首相の携帯がハッキング、ウクライナへの兵器供与に関する機密情報が流出=英紙 - Sputnik 日本, 1920, 30.10.2022 © 写真 : Simon Dawson/No 10 Downing Street

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 リズ・トラス元首相の私用携帯電話がハッキングを受け、機密情報の流出が明らかになった。ハッキングはトラス氏が外相だった頃に起こっていた。

 その際、ウクライナへの兵器供与をめぐる同盟国との「デリケートな議論」に関する詳細が流出した。英紙デイリー・メールが消息筋を引用して報じた。

 報道によると、ハッキングが確認されたのは、ボリス・ジョンソン氏が首相だった頃で、その際に政府は情報隠蔽を決定したという。デイリー・メールの報道によると、ハッカー等が入手した情報にはジョンソン氏に対する批判や、ウクライナ危機に関する世界の外相らとのデリケートな議論に関する情報も含まれ、兵器供与に関する情報が流出したという。

 報道によると、トラス氏の私用携帯電話は「ロシアのエージェントら」によってハッキングされたとのこと。

 現在、トラス氏の携帯電話は政府機関で保管されている。携帯電話には「信頼失墜」に関する情報も含まれているという。