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インドとロシア 
ルピーとルーブルの交換を検討

Sputnik
   Russia-Ukraina-War#201
 
Mar 17, 2022

  独立系メディア E-wave Tokyo 2022年3月18日


© Fotolia / Small1

本文

 国際的な制裁がロシアに課される中、インドは逆に同国との貿易の発展を目指している。

 現在、インド中央銀行は、ロシアとの直接的な通貨交換、つまりルピーとルーブルの両替の可能性について検討している。フィナンシャル・タイムズ紙が報じた。

 同紙は、インド輸出組織連盟(FIEO)のサクティベラ会長を引用し、「インド中央銀行は、『ルピーとルーブル』の通貨ペアの創設についてロシア政府と協議を行っている。

 この合意は、西側の制裁により国際的な決済システムが規制された後もロシアへの輸出を継続させることを可能にする」と報じた。

 また、同会長は、「他国がロシアへの輸出を禁止しているため、インドの輸出企業にとっては、今こそロシア市場に進出するチャンスだといえる。我々は、ロシア政府に対し、ルピーとルーブルの交換スキームを確立するよう要請した」と語った。

 フィナンシャル・タイムズ紙は、両国貨幣の交換により、原油が輸出禁止となった場合でも、インドがロシアのエネルギー資源の購入を続けることを可能にすると指摘する。

 インドの上院で石油天然ガス大臣は、現在、ロシア産原油の購入に関するさまざまな問題について交渉が進められていると表明した。同大臣は、ロシアがインドに対し、ルピーとルーブルの支払いで、石油や他の原料を割引して販売することを提案したと強調した。

 ビジネス・スタンダード紙によれば、専門家は、インドは近い将来、自国通貨での相互決済という条件でロシアから最大1500万バレルの原油を輸入する可能性があると予想しているという。

 「スプートニク」は以前、サウジアラビアと中国が人民元で原油の支払い決済を行う可能性があると報じている。