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マリウポリで戦った英国人
捕虜が「現実」を語る
エイデン・アスリン
ウクライナ軍は民間人に対する
「配慮の欠如」があると主張
British captive who fought in Mariupol describes ‘reality’
The Ukrainian forces have shown “lack of care” for civilians,
Aiden Aslin claims

RT War in Ukraine -#556 April 16 2022

翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2022年4月16日


マリウポリで戦った英国人、捕虜が「現実」を語る
動画からのスクリーンショット

本文

 マリウポリで戦った英国人捕虜が「現実」を語った。ウクライナの港湾都市マリウポリの状況は「壊滅的」で、ウクライナ軍は、その責任を大いに負っていると、同市で戦ったと報じらるエイデン・アスリンと名乗る英国民は、RT入手のビデオで語った。

 英国人男性は、今週初め、ウクライナ海兵隊と共にロシア軍に降伏した。

 アスリンは、2018年にウクライナ軍に加わったとき、自分は「良い面」にいると信じていたと語った。彼はマリウポリの状況は彼にとって「目を見張るようなもの」だったと説明し、司令官たちに街を離れるよう説得しようとしたが、特にキーウが彼らに留まることを望んでいたので、彼らは留まることを選んだと主張。

 「マリウポリの状況は壊滅的だ。ウクライナが去っていたら避けられたかもしれないが、彼らは留まることを選んだ。ゼレンスキーは(この決定において)大きな役割を担った。ゼレンスキーは彼らに去るように言うことができたが、彼らはとどまった。私はこれを望んでいなかった、私たちは戦争を必要としないので、去りたかった」とアスリンは動画で発言しているのを見ることができる。

 数週間の激しい戦闘の間に、アスリンが街で見たものは、ウクライナ軍に対するアスリンの見解にも影響を与えた。

 「まるで初めて現実を見たような気分であった」アスリンは、ウクライナ軍側の「民間人への配慮の欠如」を目撃したと付け加えた。

 「ウクライナ兵は、包囲された都市で生き残るために民間人が食料を必要とするときにスーパーマーケットで略奪した。軍はスーパーマーケットから食べ物を盗んだ。彼らは民間人が水を取りに出かけるのを阻止する。彼らは、略奪されたスーパーマーケットから民間人が水を汲むのを阻止する。

 「彼らは犯罪者だ」と彼は付け加え、ウクライナ軍が市内で民間人を殺害したとされるものについて尋ねられると、ウクライナ兵士に言及した。

 以前、イスラム国(旧ISIS)と戦うためシリアのクルド人勢力に加わったと主張するこのアスリンは、家族のもとに帰ることだけを望んでおり、「マリウポリを最後に」、外国の軍隊に二度と加わりたくないとの述べた。


 ロシアは、ウクライナが2014年に最初に署名したミンスク合意の条件を履行せず、モスクワが最終的にドネツクとルガンスクのドンバス共和国を承認した後、2月下旬に隣国を攻撃した。ドイツとフランスが仲介したミンスク議定書は、分離地域にウクライナ国家内の特別な地位を与えるように設計されていた。

 それ以来、クレムリンは、ウクライナが、アメリカが率いるNATO軍事ブロックに決して加わらない中立国だと公式に宣言するよう要求している。キーウは、ロシアの攻撃は全くいわれのないものだったと主張し、二つの共和国を武力で奪還する計画だったという主張を否定している。