セルゲイ・ラブロフ外相 核兵器に関する申し立てに反論 モスクワが戦術核兵器の使用に 踏み切る可能性を否定した。 Moscow responds to nuclear weapons claim FM Sergey Lavrov has rejected claims that Moscow could resort to the use of tactical nuclear weapons RT War in Ukraine - #621 April 19 2022 翻訳：池田こみち（E-wave Tokyo共同代表） 独立系メディア E-wave Tokyo 2022年4月20日 |
 ロシアの核搭載短距離弾道ミサイル「イスカンダル」発射台。© Sputnik / ロシア国防省 本文 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、モスクワがウクライナで戦術核兵器の使用に訴える可能性があるという主張を否定した。 ラブロフは火曜日、モスクワで行われたIndia Todayの大規模なインタビューで、この問題について質問を受けた。 ジャーナリストが「ゼレンスキー大統領は、ロシアは戦術兵器を使用する予定だと言った」と言及すると、外相は質問を終えさせようともしなかった。「彼は多くのことを言う」とラブロフは言った。 ラブロフ外相は、ロシアが隣国での軍事作戦の際、核兵器の使用を選択肢として挙げたことはなく、このことを話したのはウクライナの指導者だけであったことを思い出した。 「私は、あまり適切でない人物の発言についてコメントすることはできない」とも付け加えた。 ラブロフ氏は、「核戦争に勝者はありえない」という考えを繰り返し、ロシアはウクライナでは通常兵器にしか頼らないと断言した。 ゼレンスキー氏は、金曜日のCNNとのインタビューで、モスクワがウクライナで戦術核兵器を使用する可能性があると主張した。 「私だけではなく、世界中の国々が心配しなければならない。なぜなら、それは本当の情報ではないかもしれないが、真実であるかもしれないからだ」と、ラブロフ外相は自分の言葉を裏付ける証拠を提示せずに警告した。 ロシアは2月下旬、キエフが2014年に初めて締結されたミンスク協定の条件を履行せず、モスクワが最終的にドンバスのドネツクとルガンスクの共和国を承認したことを受けて、ウクライナを攻撃した。ドイツとフランスが仲介した議定書は、ウクライナ国家内で離脱地域に特別な地位を与えることを目的としていた。 クレムリンはそれ以来、ウクライナは中立国であり、米国主導のNATO軍事圏には決して参加しないことを公式に宣言するよう要求している。キエフは、ロシアの攻撃は完全に無抵抗であると主張し、武力による2つの共和国の奪還を計画しているとの主張を否定している。 |